🐍日食サロス116番の旅 62/70(4)

 さて、どこに着目しようか。


地球起点ヘリオ図と、ドラコニック図の比較

 火星と土星と木星が右側の後チャクラにあるんだな、と思いましたが、あれ?これって前に書いた記憶があるぞ。前回の地球起点にしたヘリオセントリック図のときだ。

左が地球起点に回転させたヘリオセントリック図
右がジオセントリックのドラコニック図


 それでよく考えてみると、日食ですから、地球と月と太陽はこのような配置になっています。

偶数サロス

 もちろん、地球と月はものすごく近くて、(地球・月)と太陽は離れていますが。でも遠くの惑星、トランスサタニアンの惑星なんかにしたら、地球は太陽のとても近くにある。

 地球―月―太陽を同じ向きに並べて、同じ配置にサインの輪を置けば、そりゃ外惑星の遠い惑星ほど似通った位置になるはずです。普通にヘリオセントリックとジオセントリックを比べたときと同じ話です。

 ですが、地球より内側の金星や水星は、ヘリオセントリックの時のようなダイナミックな動きしません。なんていうか、去勢されて太陽に従属させられた感じもします。


偶数サロスと奇数サロス

 なら結局、日食図では、地球起点にしたヘリオ図とドラコニックチャートは似ているんですか? というと、ちょっと注意が必要らしい。

 偶数サロスでは、地球―月―太陽 は前図のように並びますが、奇数サロスではこうなります。

奇数サロスの場合

 地球起点ヘリオ図では、上から 地球―月―太陽 の順に並んでいるのに、ドラコニック図では上から 太陽―月―地球 の順に並んでいて、地球ではなく太陽が♈のほうを向いています。これではいけません。

 どうするか。

 ドラコニックチャートでは、通常ドラゴンヘッドを♈の起点に用いますが、ドラゴンテイルを♈の起点にすればいいのではないか?

 そのように作り直すとこうなります。

 これでだいぶ似通ってきます。さらに似せるにはもうひと手間、ドラコニックの傾いた地球―月―太陽の軸を、まっすぐになるように惑星盤を回転させればいいでしょう。
 まっすぐになるほど似ているなら、月と太陽がドラゴン軸に近いほど、つまり食分が大きく、皆既日食や金環日食がバッチリ決まるほど、地球起点のヘリオ図に似てくることになりそうです。


地球起点にしたヘリオ図に対して、
 ・偶数サロスは、ドラゴンヘッドを起点にしたドラコニック
 ・奇数サロスは、ドラゴンテイルを起点にしたドラコニック
を対応させるのが、どうもよさそうです。

(だからなに? って話な感じもしますが、まあいいじゃないか。)


予感のような、妄想のような、

(さらに、だからなに? の話を続けましょうか。)

 地球に入ろうとするなら、地球を起点にしそうなもんです。そこに月の昇交点or降交点も合わせて、外惑星が一番噛み合いそうなところでジャンプする。サロスシリーズの真ん中あたりがずれが少なくて飛びやすそうです。サロス端のほうだとズレが大きいですが、そこは頑張ってエイって飛ぶといい。

 でも地球より内側の水星と金星は、あまり噛み合っていません。まあ外側から入ってくるのなら、地球よりも内側は気にしなくてもいいのでしょう。地球の膜の中に金星も水星も入っている。そして入った後、地球膜の上に立てば、金星と水星は太陽のお供、太陽の肉周りみたいに見える。

 地球から出るときには、逆にそれが役立つのかもしれません。

 太陽から金星や水星を分離することと、地球の膜の解体は、同じことなのかもしれない。




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