残り6つの上
これの続き。「上」が入っているサビアン集め。
♎27からです。
♎27: An airplane hovering overhead. [頭上を飛んでいる飛行機]
over head、頭の上ということが明確です。頭の上には飛行機があって、飛行機の下には頭がある。でもなんでhovering?
この飛行機、飛び去っていかないみたいなんですよ。頭を監視してるのかな? それとも凧みたいな感じで、頭からの糸とつながっているのかな? 飛行機だけど自由に飛んでるわけじゃないらしい。
♋2では頭の下にあった a vast level place、♎27では頭の上にある an airplane、なんか似てる感じもします。
♏3: A house-raising. [棟上げ式]
家がraisingしていきます。「棟上げ式」っていうと、儀式感があっていいですね。皆で集まって何かやると式なんじゃないかと思います。皆でバラバラ好き勝手に動いても進まないじゃないですか。型とか作法とか手順とかあって、揃ってやるのが式なんでしょう。何もない平らなところに、むくむくと立ち上がっていく家です。
もし私がアリンコ🐜の種族でしたら、地下のほうにむくむくと家を作りますね。ってなんで急にアリになっっちゃったの? 蟻と儀が似てるからかな? 統制とれてそうだからかな?
家建てるらしいですが、それまでってどうしてたんでしょうか? 家あったんですか? 家なき子? それとも家出してきたの? いやちょっと待て、普通に考えろって(笑)。ご結婚されて、新しいご家庭を築かれました、ってのが妥当なあたりに思われ。
♒12: People on stairs graduated upward. [上へと順に並ぶ階段の上の人々]
-ward をつけると、方向を表わす形容詞や副詞になるらしい。upのほうへ。ただ階段にいる人々じゃない。
階層みたいなものがあって、上へ向かっては階段で並ばないといけないらしい。上に上がろうとするときには段差を感じるってことかもしれません。
なぜ坂道じゃなくて階段なのか? 坂道だとズルズルと落ちてきて、みんな下に溜まっちゃうからかもしれない。結局、段の面に支えてもらってるんじゃないか、この人たち。 浮けばいいのに。飛べばいいのに。え、飛べないの? なんて思いながら見てるのはたぶん♒15だ。
♒15: Two lovebirds sitting on a fence. [フェンスの上にとまっている2羽のラブバード]
フェンスは階段じゃなくて、垂直に立ってます。鳥だから飛んで上にとまればいい。フェンスをよじ登らないといけないのは脱獄者? それじゃ目立って捕まるわ、フェンスの下を通ったほうがいいかもね。そんな映画あったよな。
フェンスの上、一列には並べますが、二列には並べません。2羽の鳥ならそれぞれの片側は空いています。もし3羽とまっていたら、真ん中の鳥は両側塞がっちゃってます。並んだところの端の片側にだけ自由がある。
フェンスの上にいるのも、自由そうで自由じゃなさそうだ。でも逆に、自由度を減らすためにフェンスにとまった、と考えてもいいかもね。自由度を減らすことで手に入るものがある。それがもしかしたらloveかもしれない。
♓7: A cross lying on rocks. [岩の上に横たわっている十字架]
十字架なんだから risingさせたらよさそうなのに lying。あーでも risingさせちゃったら処刑中みたいになりそうだから、lyingのほうが平和でいいかもな。でも岩の上に lying。硬そうだ。
じゃあ、もしもシリーズ、やってみよう。
・砂の上に横たわっている十字架・・・なんかズルズルと砂の中に沈んでいきそう。
・水の上に横たわっている十字架・・・流れのない沼みたいなところだと、下には藻がくっついてきたり、上には草とかが生えてきたりしそうだな。流れのある川だと、どっかの浅瀬に引っ掛かって、流木とか他の十字架とごちゃっとしてそうだ。
・雲の上に横たわっている十字架・・・たまにむっくりと起き上がって、下の先っぽから雷落として、また寝ます。
・猫の上に横たわっている十字架・・・フカフカで寝心地よさそうだけど、果たして猫が乗せたままにしてくれるだろうか?落っことされて、爪とぎにでも使われてしまうかもしれない。。
・岩の上に横たわっている十字架・・・岩のゴツゴツと十字の骨のゴツゴツが、うまくフィットしないので、あっちにズレてみたり、こっちにズレてみたり、もぞもぞと。落ち着いたかなと思うと、動きます。
あ、じゃあもしかしてこれ、岩が地球で、十字架は地球グリッドかなんかかな? どこに置いてもいまいちフィットしないんだ。
♓10: An aviator in the clouds. [雲の上の飛行家]
上? in って書いてあるけど・・・、雲の中の飛行家。飛行家は雲と共に。
前にaviatorを調べた時に、鳥、みたいな語源があった気がする。もう一度調べてみよう。
えー! もとは「卵」だったの? なら in でもよさそな気がしてきたな。ってことは、雲が白身で、飛行家が黄身? それとも、卵が割れないようにするための緩衝材の雲?
上だけどinってのは、♈21のリングにenterってのも思い出します。
白い羊から羊雲を連想した逆で、今度は雲から白い羊へと連想を向かわせれば、♓21の、小さな白い羊と子供と中国人の召し使い、へも行けそうです。この子は♓10の aviator だったのかな?
そんなところで、いちおうおしまい。
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