🐍日食サロス116番の旅 67/70(5)
ジオルナドラコニック・・・の前に、ちょっと脱線して、
最大食地点での普通のジオセントリック(トロピカルサインで、プラシーダスハウス)
なぜ普通のジオかというと、アセンダントとMCの位置が「なんだ?」って思ったからです。
そして、
DCよりも下に太陽があるけど、これで日食見えるの?
北緯66度5分という北極圏間近なところで、6/19の夏至近く。つまりかなり白夜に近い。太陽はちょっとの間しか沈まないわけです。とはいえ、DCよりも下じゃ、地平線下ってことじゃないのか?
ステラナビゲータを使って、最大食地点から最大食時刻の日食を見たときのシミュレーションをしてみました。
見えてますねえ・・・
太陽の天体情報を見ると、"高度"は -0.081゚ となってます。その前のジオセントリック図でも太陽はがDCよりも下側にありました。つまり地平線下ということです。
じゃあ見えないのか? というと、天体情報で、"標準大気差補正済み高度"のほうは 0.414゚ となっています。プラスの値なので地平線より上。だから見えてるのか。
大気差とはこういうことらしい。
つまり大気の屈折のせいで、実際よりも高いところに天体が見えるということ。
ついでにこの場所の標高は106mらしいので(GoogleEarthでもそうだった)、標高が高いほど地平線の遠くまで見通せます。
ということで、この時刻のこの地点では、まだちゃんと太陽と月、つまり日食が見えた、っていうことです。
余談ですが、ステラナビゲータに地形データを追加インストールしたんですよ。そうすると、地平座標で表示したときに、地面の様子が反映されておもしろいです。地形の凹凸とかも反映されてるのかな?
で、恒星パランをやるときって、「その星、実際に地上に見えたんですか?」ってのが、けっこう重要そうに思うのですが、これを確認するときにステラナビで地形と昼光の表示をすると、けっこういい感じにシミュレーションできるんじゃないのかな?
ついでに余談を続けると、
プラシーダスハウスのこと
この時刻・地点でのステラナビで、黄道線が地平線から上がってくる点がアセンダントということになります。そして地上方位の子午線の南のほうと黄道線が交差するところがMC。(だと思う。たぶん。本当か?と思うなら自分で調べてくれ。)
昔プラシーダスハウスのことを調べたんですよね。
それでいうと、こんな感じで区切ってると思います。
時間と空間をかみあわせようとするとけっこう大変で、それでいろいろ頑張った結果、いろいろなハウスシステムがあるんだろうなあ、と私は思ってます。
なんだけども、白夜のような、いつが昼でいつが夜なんですか? ずーっと昼みたいなものじゃないですか? みたいな一日の時間配分になってしまうと、そりゃちょっと困ったねぇ・・・💧 ということになるんだろう。
朝、昼、夕、夜、って四区分を基準にしてたからね。
ということで、
(5)は、脱線したまま終わるらしい。
5っぽくていいんじゃないか?