🐍日食サロス116番の旅 65/70(5)

1881/05/27部分日食、ドラコニックのジオルナ、つづき


おとめ座10度の冥王星

 冥王星 ♍10: Two heads looking out and beyond the shadows. [影の向こうを覗く2つの頭]

 二つの頭、Aの頭とBの頭があったとき、Aの頭はBの影とその向こうを見ていて、Bの頭はAの影とその向こうを見ているのかもしれません。

 自分の頭で自分の影を見ると、影に飲み込まれて、影の向こうまでは見えないのではないか? 影というものは匿名性、共有性があるような気がします。私の影は皆の影。自他の境界がわからなくなり、頭は繋がる影の中を彷徨いだす。

 でも、影の中に入っていないもう一つの頭から見ると、それは複数の頭が作る、複数の影の重なりだということがわかりそうです。複数のレイヤーが重なることで、影は大きく広がっていくように見えますが、もう一つの頭はレイヤーを統合することなく、その中の一枚を引っ張り出します。「君の影はこれだよ。君の影はこの範囲だよ。」

 おそらく、12サインチャクラの後スワジスタナにあたるさそり座では、レイヤーを統合して大きくなった影のほうを使っていくのだと思いますが、前スワジスタナのおとめ座では、分離することがテーマです。それぞれが分離しているから、チーム作業ができるわけで、そのためには影も個人化しておく必要があるのでしょう。この影にはこのラベル。そのラベルが"シャドウ" に対応する "ペルソナ” なのかもしれません。そしてペルソナのラベルを看板に出して、他人と関わっていくのです。


冥王星と火星の45度

 アスペクト表によると、この日食の冥王星のアスペクトは、火星との45度だけのようです。

 火星 ♋24: A woman and two men on a bit of sunlit land facing south. [南に向いた太陽に照らされたところにいる女と2人の男]

 この sunlit って、bit、少しだけ、だったんですね。南に向いた土地だから、日当たり良さそうに思っていましたが、日が当たるのは少しだけ?

 でも少しでも日が射せば、影がわかりますし、方角もわかりそうです。もしかしたら、それまでは少しも照らされていなかったのかもしれません。暗いところ、つまり影の中では、男女も人数もわからずに混ざり合っていたものが、わずかな光ですぐに判明する。


 今まで♋24をこんなふうに考えたことはありませんでしたが、先ほどの冥王星♍10の後だと、そんな風にも思えてきます。

 つまり、レイヤー層を切り出すときの面方向によって、影の形も変わる。するとペルソナのラベルも変わる。ということのように思います。光が射しこむ方向で、その面方向が決まるのでしょう。

 二者の関係では、光の向きもあっちこっちと移動して、安定しなさそうです。でも二人だけなのですから、お互いを見合っていればいいわけで、ペルソナを固定することもないでしょう。いろんな影を見せあうのがよさそうです。

 でも三人になれば社会が始まりそうですから、ラベルは固定したほうがよさそうですね。光が差し込んだこの向きを南とし、そして四方位を確定し、その四方位に基づいたラベル名を決定する。



たぶん金星と地球がまだなんだけど、いったん切るかな。




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