🐍月食サロス128番の旅 34/71(1)

前回の35は相当ボケてたらしく、月食サロス128は全部で71回あるというのに、どのタイトルも35/70となっておりました。34に入る段になってやっと気がつき、そそくさと訂正してきました。

では、月食サロス128、34/71に入りましょう。



月食サロス128番 34/71:皆既月食の概要

まずエスペナックさんへの謝辞
"Eclipse Predictions by Fred Espenak, www.EclipseWise.com"

イントロダクション
1899 年 6 月 23 日の皆既月食は、右の地図に示されている地理的地域から見ることができます。地図の上の図は、地球の本影と半影に対する月の経路を示しています。図をクリックすると拡大します。図に現れる特徴の説明については、「月食図の要点」を参照してください。

最大の月食の瞬間は、1899 年 6 月 23 日 14:17:52 TD (14:17:56 UT1) に発生します。これは月が近地点に達する 1.6 日前です。月食中、月は射手座にあります。日食が起こる月のブラウン・ルネーション・ナンバーは -291 です。

この月食はサロス 128に属し、一連の 71 回の日食のうち 34 番目です。このシリーズのすべての月食は、月の昇交点で発生します。一連の食が続くたびに、月はノードに対して南に移動し、ガンマが減少します。

この皆既月食は、月の円盤が実際に地球の本影の軸を通過することを意味する中心的なものです。本影食の等級は1.4820、ガンマ値は 0.2169 です。それらは非常に深いため、このような月食は通常、合計の位相が最も長くなります。この場合、皆既の継続時間は89.5 分です。

1899 年 6 月 23 日の皆既月食に先立ち、2 週間前の1899 年 6 月 8 日に部分日食が起こりました。

これらの日食はすべて、単一の日食シーズン中に発生します。

月食の予測は、地上動的時 (TD)世界時 (UT1)の両方で与えられます。パラメータΔT は、これら 2 つの時間の間の変換に使用されます (つまり、UT1 = TD - ΔT )。この日食では、 ΔTの値は -3.5 秒です。

次のリンクは、月食の地図とデータを提供します。
 ・月食図- 月食の幾何学図と日食の可視性のマップ
 ・サロス 128 テーブル- サロス シリーズのすべての月食のデータ

以下の表には、1899 年 6 月 23 日の皆既月食に関する詳細な予測と追加情報が含まれています。


1899年は125年前、明治32年

今年が2024年だから、引き算すると125年前です。そろそろ御存命の方々がいなくなってきそうな年代です。

ウィキペディアで1899年の項を見ますが、歴史に疎いのでどれが重要なのかがわかりません。へえーと思ったところでは、

 1月3日 - 「ニューヨーク・タイムズ」紙の社説において、「自動車(automobile)」という単語が使用される(確認できる最も古い例)

 2月1日 - 東京・大阪間に電話開通

https://ja.wikipedia.org/wiki/1899%E5%B9%B4

自動車が一般的になり始めた時期、日本で電話が通った時期、出始めの技術や製品ってのは、きっといつの時代でも人々の話題になってたんだろうなあと思います。


ヘリオセントリックのホロスコープ

あまり書くこともないので、さっさとホロスコープを見てみよう。

「わ、ゴチャついてる~!」というのが第一印象です。
前の35/71の図は開けて空間が広く感じられたのに、それとは一転、いろんな線がゴチャゴチャと…賑やかですなあ。アスペクトの見本市みたい。

 でも、♑~♈の範囲には惑星が無くて、それなのにこれだけの密さです。これにエリスやキロンを入れたら・・・と思ったので、作ってみました。

エリスが♓に入り、さらに線が絡み合っております

アスペクトの見本市?

ということなら、ここでは線に描かれない七角形(セプタイル)や、九角形(ノヴァイルとかノナゴンと言うらしい)も気になります。7と9のハーモニック図から予想をしてみると、

ハーモニック7では、火星と海王星と水星、地球と木星、のあたりがアヤシイです。七角形の角度は、360/7=51.428・・・の倍数になります。
元のヘリオセントリック図で見ると、海王星と水星の角度が51.17度ぐらい、水星と火星の角度が51.79度ぐらいなので、火星と海王星と水星は七角形の一部としてもいいでしょう。
地球と木星は52.03度ぐらいなので、0.5度以上離れますが、まあ七角形でもいいんじゃないかな。

ハーモニック9では、地球とエリスが合に近いです。九角形の角度は360/9=40 の倍数で、元のヘリオ図では地球とエリスの角度は80.25度ぐらいですから、九角形いけそうですね。

じゃあその線も書き込んであげましょう。

どうだ、まいったか。

はい、まいりました。こんなにたくさん、どうすんの(笑)

でも海王星と水星と火星のセプタイルは気になるので残しておいて、この形でいってみようかな。次回から。

今日のところはおしまい。



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