お祭りなんで何回も参加してるの?

他の地域の方が読むと、なぜいろんな時期の違う神社のお祭りに参加してるのか不思議に思われるかもしれないけど都内でお囃子してるとわりと普通だと思う。

他の地域だと、神社の例大祭が一年に一度あってその時期が近くなってきたらみんなで集まってお稽古して終わるとまた来年というかんじなのかも。

東京も昔はそれぞれの町会でお囃子連があって自分たちの町内のお神輿についていたそうだけど、戦争でできる人たちがいなくなってしまって、太鼓やお神輿も燃えてなくなってしまった所が多いらしい。

うちの町会もなくなってたけど戦前の様子を聞いていた人たちがもう一度やろうと自分たちでお金を出して太鼓を買って立ち上げたらしくて、そういう意味では歴史は浅いのかもしれないけど戦争で出来なくなってしまった方達の意思はきっと引き継がれてると思う。

空襲の話は上の人たちからたまに聞くことがある。
東京の空襲というと3月の東京大空襲が有名だけど、実は山手の方は5月末に大きな空襲があってそれですごいたくさんの人たちが亡くなったこととか。

神社だって焼夷弾落とされて燃えてしまった所がたくさんあって、都心の神社はビルの合間に入ってたりコンクリートの社殿になってしまってるところも多いけど仕方ないんです。
でも神社なんて上空から見て分かるだろうから絶対狙ってたとしか思えないけど。

それでも戦後、残った人たちでまた作り直してお祭りを再開できるようになったのはすごいことだと思う。

あと、東京って元々神社が多いみたいで、東京都だけでも神社の数は2000以上あるんだって。びっくり。
歩いてるとすぐ神社があって、狭い地域に神社多いなーと思う。江戸時代に各藩が地元から連れて敷地内でお祀りしていた神様がそのまま神社になって残っている場合も多いのでいろんな地域の神様がいてお祭りの時期もずれているのかも。

そんなわけでお囃子保存会がある町会とない町会があるので、よかったらうちも手伝ってもらえる?と声がかかったりして、日程が重ならなければいろんな神社のお祭りに参加するようになっています。

ツクツク天♪


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