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からくた市でみつけたものから

ある曲を聴くとあの当時を思い出すとか。匂いで記憶が蘇るとか。
よくある事ですね。
私の場合の奇妙な一例は、例えば風呂掃除。
何故か子供のクラスメートのお母さんの顔が浮かぶ。
本人にはもちろん言ってない。
何故あの顔が?
全くなんの関連もないはずなのに思考回路が作られてしまって変えられない。
そんな事ってちょくちょくある。

ここ数日間、時差ぼけのせいで「夜中3時に起きる呪い」に取り憑かれていたよ🥹夜中に作りたい毛糸のイメージが、あれもこれもと頭の中で点灯して、何か始めないとソワソワしてしまう。
だから今日は新年初の毛糸作り。

こうして薄く巻きつけていく

これは細めのコイルヤーンにしよう。
まずは芯であるモヘア毛糸に羊毛を巻いて一本の糸にするところから。
この芯にしたモヘアが今日のテーマ。
私にはある意味で存在感ありすぎる。
なんとなく早く使ってしまいたい気がする。
というのは近所でやっているガラクタ市で手に入れた毛糸で。
ガラクタ市なんで,混沌としたオリエントな雰囲気。
出所の分からない家電が、仲良くか悪くか知らんがアスファルト上に置かれ、シュールな空気を放っている。
末っ子連れて行ったら「もう帰りたい〜」って。
で。
そこで見つけた毛糸。
おじさんに「これいくら?」って尋ねたら親方に聞きに行った。
戻ってきて4€だって。
この古いモヘア毛糸一玉4€!?

ありえん。

「この袋の毛糸全部だったら4€で買うよ」と私。
親方に聞きに行くおじさん。
待つ事数秒。

商談成立。
このモヘア見るとあのおじさんを思い出す。
この場合は風呂掃除に浮かんでくるクラスメートのママとは違い関連性はあるか。

ステップ1

私の記憶の中で存在感ありすぎのモヘアは羊毛の下でこうして力強く芯となりました。

そしてこれを次は反対方向に向かってもう一本の芯と撚りあわせていく。

そうして出来上がった Coil yarn。

あのおじさんについての記憶が一つ。
これで落ち着くかしら。


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