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僕がタバコを辞めた話(第一回)
タバコを辞めて10年。7年前のブログを再掲します。ただ当時の表現や顔文字など気になる所は編集しました。禁煙を考えていらっしゃる方に参考になれば嬉しいです。
最初は辞める気なんて全然なかったんです。タバコ好きでしたから。
ただ、公共施設の喫煙所で、他人の吐いた煙のなかでタバコを吸う不快感や、タバコを吸う理由1位が「辞められないから」というカッコ悪さは気になっていました。
それと同時に、居酒屋などで店員に声をかけても気づいて貰えない事が多く、自分の声に問題がある事を認識しはじめました。ただ、この時点では、まさかタバコが原因だなんて考えていませんでした。いや、考えたくありませんでした。
人前で喋る仕事なのに、声が通らないというのはマズいだろうと、たまたまみつけた演劇のワークショップに参加しました。そこで言われたのが、「あなたの声はヒドいので、紹介するから、一度病院へ行ってみなさい」との事でした。
なので素直に病院へ
その病院は俳優さんや声楽家の方も多く通う病院でした。声帯の写真を撮ってもらったところ、かなり炎症があると。そして先生は机のカルテを見たまま、
「二週間ほど炎症を抑える薬を飲めば良くなりますよ。あ、タバコは吸わないで。はーい次の方!」
さらりと問答無用な先生の態度に、
「先生禁煙は無理です!」
というタイミングを失ってしまい、薬を受け取って家に帰ってみたものの、当時の僕の部屋は寝室以外全ての部屋に灰皿とタバコがある環境で、禁煙など到底無理な話なのでした。
ただ仕事上、声が通らないのは自分だけの問題ではないし、通る声になるのは楽しそうだし、ちゃと良くなるって先生は言ってたので、喫煙者天国の環境はそのままに、ダメなら吸っちゃえばいいやくらいの、ゆる~い禁煙がスタートしたのです。
つづく