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作品のはなし:むかしといまのはなし

おはようございます、こんにちは、こんばんは
この記事では私を代表とする合同会社INTERFACEDOGSがまだ法人化する前の話を少しお話ししたい。

●ことはじまり
INTERFACEDOGSは私が京都で大学生だったころに立ち上げた自主制作でアニメを作る集団だった。京都中の大学の掲示板にスタッフ募集の貼り紙をして、最終的に別の美術大学の日本画コースにいた学生2人、自分の大学の後輩でデザイン科にいた後輩ひとりと一緒にアニメーションを作ったのがことのはじまりだ。

資料1)自主制作アニメーション「よるの灯」

作画部分・一部イメージをスタッフ3人にお願いして私の作りたい作品を制作した。2023年にもなるとインディーズアニメーション界隈?の表現力も技術力のレベルもかなり高くになっている今となっては10年以上前につくられたアマチュアの画面をみるとなかなか恥ずかしい部分もあったりする。
スペックの足りないPCで頑張って3Dを勉強して全編3DMAXで制作した思い出はいまではとても大事な経験だった。
小さな野心と共にはじめて人と一緒に作ったアニメーション作品がなんとか形になったという感動と共に、わたしは丁度就職活動をはじめ、アニメーション業界に入っていくことになる。スタッフだった仲間たちもゲーム業界にいったり漫画家になったりちりじりになった。

●「てくてく日和」

資料2)てくてく日和イメージボード
資料3)てくてく日和キャラクターデザイン

てくてく日和2019年PV

大学を出てアニメの制作会社に入ってからは、多忙の極みだった。
それでも自分の作りたい作品を自由に作る活動を辞めるつもりは毛頭なく、早速ネットで知り合った人、SNSで募集して声をかけてくれた人、自分から思い切って誘った人など様々なクリエーターさんを集めて、学生時代より希望の大きい”映画”と呼べるアニメーション作品の完成を目指して企画を動かした。これが「てくてく日和」という作品だ。
詳しくは公式サイトを覗いていただいたり映像を見て頂いたりしていただければ幸いである。

公式サイト)https://www.tekutekudays-movie.com/

この作品においては現在に至るまで制作中という形をとっており、完成はしていない。現在に至るまで本当に様々なことがあった。
若さゆえのスタッフとの衝突や未熟ゆえの私自身の不甲斐なさというのもあって、何度も頓挫しては改めてチャレンジして、また頓挫しての繰り返しだった。一方で失敗の繰り返しの中で様々な人間との出会いと経験を積み重ねてきた。その度にアップデートしてきて今がある(また別の記事でそこには触れたい)劇伴をやってくれている音楽ユニットChouchouさんとの出会い、浜崎博嗣さんをはじめとする学生の頃、憧れたアニメーションに関わる作り手の方々に参加してもらえることになったこと、そして長い月日を懲りずに付き合ってくれた美術監督の酉さんや今ではアニメ会社の経営者になった平田さん、ずっとチームを支えてくれている制作協力の谷元さんなどなど本当にあげだしたらきりがないたくさんの人間の協力もあって、この作品をあきらめることなく、仕事の合間の微々たる時間を使って今も尚仕事の隙間で完成を目指している。
この作品もいよいよほぼほぼ完成が見えてくるところまでは漕ぎつけたのでなるべく早い段階で完成したモノを世に出したい。

ささやかな映像をチームの何人かで作ってみたり

資料4)DOFデザイン by宮本崇


資料5)夜に吹く桜嵐 キャライメージ by愁

短編、MV、または次の展開もある。

●合同会社INTERFACEDOGSになって
上記のような活動と並行して私自身、アニメーション業界で様々な作品に携わってきた。それとはまったく異なる日常として活動としてチームとして動いてきたINTERFACEDOGSは、チームが作りたい作品を発信するという側面だけではなく合同会社として仕事としての映像制作もはじめている。
今後の活動を是非見守っていただきたい。

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