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(基本解説018)「解散総選挙」を押さえておこう

(政治や法律の基本解説)
(3分で読める)




解散が行われると
すべての衆議院議員は任期満了前に
議員としての地位を失うんです


総選挙は日本の行政のトップを
決めるための選挙であり


それは日本の未来を決めるということ
自分の大切な1票をどうするか
考える必要があるのです





解散で議員資格を失う

 解散が行われると、その時点の衆議院議員は任期満了前であっても議員としての立場を失います。衆議院には解散があるので選挙で当選したとしても任期内に辞職することになるケースがほとんどです。

内閣も総辞職

 それと同時に内閣総理大臣を指名する機関のひとつである衆議院が、一度存在しなくなり、新たに選挙によって選び直されます。つまり、内閣も総辞職となります。日本の行政を司る、内閣を一新するための最初のステップが解散なのです。

総選挙とは衆議院選挙をいう

 ここでの総選挙とは、解散が行われた後に行われる「衆議院選挙」のことを指します。解散が決定すると40日以内に衆議院総選挙を行わなければなりません。そのため解散が決まると各党はすぐに選挙に向けて動き出します。

行政のトップを決めるための選挙

 内閣の責任者である内閣総理大臣は、国会によって指名されるので実質的に日本の行政のトップを決めるための選挙とも言えます。そのため日本国内で行われるあらゆる選挙の中でも、とくに重要なもののひとつです。

解散で改めて民意が問われる

 解散が行われるということは、国の立法機関である国会において衆議院の議員、そして行政を担う内閣が替わることを意味します。つまり、あらためて民意が問われることになります。私たち有権者にとっても、日本という国の未来に関わる選択を迫られます。選挙に向けて自分が誰に、どの党に投票すべきなのかを検討することが大切になります。

自分の1票は政治参加の第一歩

 総選挙では、新たに衆議院議員を選び直すということになります。そして、天皇によって内閣のトップである内閣総理大臣は任命されます。つまり、各選挙区の当選者を決めるのみでなく、国の代表を決める選挙であるという色合いも強いのです。あらためて自分の1票をどうすべきなのかを考える必要があります。

有権者の投票は大切な権利

 解散総選挙が重要なことだとしても「自分ができることはない」と考えてしまう方もいるかもしれない。しかし、確実に私たちにできることがあります。すべての有権者ができることは投票です。各選挙区の立候補者と比例代表の立候補者それぞれに1票を投じることができます。投票は大切な権利です。

日本の未来をデザインする

 近年の日本では、投票率の低さが問題視されています。投票率が50% を下回ってしまうと、国民の半分以上の意思が国政に反映されていないことになるのです。たかが1票と思われるかもしれないけれど、それぞれの1票が最終的な結果を左右するのです。それはまた、積極的に「日本の未来をデザインする」ということです。このオンラインN大学で、もっとも伝えたいことです。ぜひ、意識して確実に選挙に行くようにしましょう。




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