ふりがなを振る「ルビ機能」その語源はイギリスにあった
(2分で読める)
note でもルビが振れるようになったので
これまでの投稿記事を遡って
ルビ修正してみました
気軽にルビがふれて
やはり便利です
そこで「ルビ」の語源を
少し辿ってみました
「ルビ」を振る、組む
文章で文字が読みやすいよう漢字に振る、ふりがなのことを「ルビ」と言いますね。ルビをつけることを一般的に「ルビを振る」というけど、より専門的な用語として組版業界用語では「ルビを組む」と表現します。
なぜ「ルビ」というのか
では、なぜ「ルビ」というのでしょうか。実はこれは、宝石の「ルビー」の略だそう。19世紀後半、イギリスで活字の大きさを宝石で表現していたのです。ちなみに、4.5ポイントはダイヤモンド、5ポイントはパール。6.5ポイントがエメラルド。印刷用語の語源が宝石とは意外です。
エメラルド(6.5ポイント)
ルビー(5.5ポイント) Ruby
パール(5ポイント)
ダイアモンド(4.5ポイント)
語源は5.5ポイントの活字が「ルビー」
活版印刷で文字が組まれていたころ、イギリスでは活字の大きさを宝石の名前で呼んでおり、輸入された5.5ポイント活字の呼び名が「ルビー」だったことから、こういう名称がつけられたそうです。当時、日本ではふりがなを7号活字で振ることが多く、それが 5.5ポイントに近い大きさだったとされています。
ルビが使えるようになったというので、さっそくこれまでの投稿記事をルビ修正しました。やはり良いですね。以前は漢字のあとに、かっこ書きでふりがなを書いて対処していたので、それに比べたら美しいです。
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