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「ら抜き言葉」 時代が変われば言葉も変わる

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「見られる」は「見れる」?
時代が変われば、言葉も変わる




「ら抜き言葉」は標準に?

 「見れる」「食べれる」といった「ら抜き言葉」。一部の人には評判がよろしくない使い方だが、文化庁の2015年度「国語に関する世論調査」では「ら抜き言葉」を使う人が、使わない人の割合を初めて上回った。

「ら抜き」は大正時代から

 言葉は、長い時間をかけて生じた言葉の「時代差」と、祖父母世代と孫世代が共存するなかでリアルタイムに起こる「世代差」のふたつで変化していく。「行かれる→行ける」の変化が出だしたのは、室町時代ごろといわれる。対して「見られる→見れる」のいわゆる「ら抜き言葉」が登場したのは大正・昭和時代からだそうだ。

でもちょっと待って

 とはいえ、きちんとした文章を書くときは「ら抜き言葉」は、少なくても標準的ではない。文章の印象を損なう可能性があるので気をつけたい。下記は、ら抜き言葉の代表例だ。

見れる → 見られる

着れる → 着られる

来れる → 来られる


食べれる → 食べられる

起きれる → 起きられる

考えれる → 考えられる


覚えれる → 覚えられる

信じれる → 信じられる

生きれる → 生きられる




500文字






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