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【 総 括 】 名古屋市長選挙
【 減税 vs. 増税 】
極端に表現すれば上記のような戦いで、前市長の政策を
「継承」した元副市長が、市政「刷新」をめざした
元参議院議員に13万票という大差で圧勝した名古屋
市長選挙から数日が経過。
当初、本命といわれた候補は、今はときめく国民民主党
代表代行で政調会長だった地元ナゴヤでは、スター的
存在の国会議員だった。
党中央では「手取りを増やす!」との政策担当責任者
だった中心人物が国会議員を辞め、一転して無所属と
なると、「5%減税廃止・手取りを減らす !?」と豹変。
『知事と4大政党がひっついても、やっぱり市民の力の
方が強い!』(前市長)
「自民・公明・立憲・国民&知事」まで支援するも大敗。
当初は敗因を「既存政党への政治不信」とか、きれい事を
並べていたものの呉越同舟の寄り合い所帯。
中央政治と同様に内輪揉めの非難合戦とも言えるが
出身母体だった国民民主党以外は所詮、他人事。
兵庫県知事選のSNS効果を引き合いに敗れた候補が
『(SNSでの)デマ・誹謗中傷・レッテル貼りの
影響というのも一定程度あったと思う』と敗因分析。
これに対して『言い訳。準備不足、本人が悪い!』
(選対幹部)とバッサリ。
東京都知事選で惨敗した「バナナ娘」同様に
今後の去就は『今は全くの白紙』と語るが
来夏の参院選で復帰なら、これ程に有権者を
バカにした振る舞いはない。
「ナゴヤから総理を狙う男・カムバック」と
15年ぶりに永田町に戻った前市長の口癖
『政治家は家業ではない!』のだから…
(稼業であるかもしれないが…)