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お家のこだわりポイント–小上がりの畳スペース
私たちがお家作りを進める上で、こだわったポイントをどんどん紹介しています
今、実際にお家づくりの打ち合わせをされている方の、そして、今後お家を建てようと思っておられる方々の参考になりましたら幸いです
今回、ご紹介するのは「小上がりの畳スペース」です
我が家は30cm上がった4.5帖の畳スペースをリビングのもっともお風呂場に近い場所に作ってもらいました
打ち合わせの段階では何度も大きさや位置、高さなどについて変更をしてきた場所の一つです
こんなに畳スペースって必要?もっと狭くしてもいいのでは?
畳スペースを小上がりにする必要ある?フラットにすればよくない?
来客のために、目隠しができるドアや仕切りがいるのでは?
色々と想像しては変更を重ねてきましたが、今の形に納得しており、作ってよかったと心から思えます
もう一度家を建てるとなったときも、同じような畳スペースを1階に作るでしょう
娘が自分の場所のように遊んだり、おもちゃを広げたりしています
弟が自分の場所のように動き回って楽しんでいます
妻が自分の場所のようにお気に入りのアイテムを並べています
私が自分の場所のように腕立てや腹筋をして鍛えています
これから家を建てる人にも是非、「小上がりの畳スペース」を取り入れてほしいです
私たちが感じている畳スペースのよさをお伝えします
皆様のお家づくりのヒントになれば幸いです
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1 畳スペースは4.5帖以上あるといい!
布団を2枚引き、家族4人が十分寝られる広さがある
子ども用の台所や本棚、おもちゃ棚を置いても、遊ぶのに十分な広さがある
2 畳スペースは小上がりがいい!
小上がりにすることで、スペースに特別な空間としての意味を持たせることができる
小上がりにしないとどうしても地べた感が出てしまう
畳スペースの下をくり抜き、ルンバ基地にできる
腰かけてイスがわりにできる
ベビーベッド代わりにできる
3 お風呂場に近い位置にあるといい!
赤ちゃんのお風呂前後の服の脱ぎ着に便利
大きくなってきた子が座って服の着脱の練習ができる
洗濯物を干したり畳んだりするのに便利
4 ふすまや仕切り、まして和室はいらない!
来客を想定した間取りを考えるが、来客は思っているほどない
どこからでも行き来できる方が使い勝手がいい
来客用に整った和室を準備するくらいなら、いつ来客があっても良いリビング全体を保つ方が家族のためにもいい
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お家作りをする上で「和室」は必ず話題になるテーマの一つでしょう
「和室を作るかどうか」「畳スペースを作るかどうか」は各家庭の考え、価値観によります
しかし、私たちが小さい頃に見てきた「玄関近くの独立型和室」の必要性を私たちは特に感じませんでした
めったに使わないのに掃除が必要
来客時以外は物置になる
冬は寒く、夏は暑い
たまに使用するときのためにエアコン等が必要
でも、一方で畳スペースを作る意義、畳をお家に取り入れる意義は大いにあります
梅雨などの湿気が多い時には水分を吸ってくれる
冬などの乾燥時には畳が吸った水分を排出してくれる
振動を和らげたり、防音効果がある
クッション性があり、子育てに向いている
直接布団を敷いて、寝ることができる
家族がいつでも使え、洗濯や子育てにも向いている畳スペース
それを少し小上がりにすることで、さらに畳スペースとしての価値を持たせることができました
皆様のお家にも是非、小上がりの畳スペースを取り入れられてみてはいかがですか?