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なぜ、コミュニケーション重視型の政策形成が大事なのか〜汗をかくポリシーメーカーへ

今回は細川が書きます。ポリスコーレの教育のモットーは「ロジック」+「コミュニケーション」+「実験」というものです。そこで、なぜ「コミュニケーション」を軸の一つにしたのか、ということです。

細川自身ここ10年間、さまざまな政策形成・立案に関する私塾・スクールで教鞭を取るチャンスを頂いてきました。そこで得難い体験をなんども体験させていただきました。感謝しかありません。

しかし、そこで、気づいたのは、コミュニケーション能力のトレーニングの必要性でした。多くの私塾・スクールのほとんどは、志が高い方が参加されることが多いのです。能力・キャリアともに素晴らしい方が多かったのは事実だと思います。しかしグループワークをすると、アウトプットもそれなりなのですが、どこか既視感があるの多かったのも事実でした。

そこで、今感じるのは、実は同質性の高い方が集まっていたのでは、と言う思いと、ちゃんと議論として、結論までいったのかと。実は同じような想いだけをすり合わせたのではないかと。

そこで、今回のポリスコーレの「コミュニケーション」に関するカリキュラムは、傾聴にはじまり、ホワイトボードディスカッション、ファシリテーション、各種ワークショップの手法をラインナップに入れています。

考えてみると、実際、公共政策を実際進めるとなると、同質な人たちと議論することはまずない、といっても過言ではないと思います。少なくとは違った考えのひとをどうすり合わせるかが始まりかと思いますし、感じています。

今回の本学の推薦文を書いていただいたにしみや幸一府中市議・前副議長から、こんなに素敵な文章を寄せていただきました。一部を転載します。

「政策志向の地方議員や研究者・コンサルタントといったみなさんは、しばしば同質的な考えをもった人たちで固まって議論しがちです。 そうすれば、確かに合理的に「見える」政策はまとまりやすい、かもしれません。しかし、具体的に「困った」課題を抱える皆さんに寄り添った、「役に立つ」対案を本当に生み出せるとは、限らないのです。」
その点、コミュニケーション力を重視する「ポリスコーレ東京」は、実践的で「汗をかく」policymakerの育成を目指す、これまでになかった研鑽の場です。ぜひ、ご参加ください。

にしみや先生、本当にありがとうございます。われわれポリスコーレ東京がめざす人材は、この「汗をかく」ポリシーメーカーだと感じました。

(了)(細川)

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