![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/163613710/rectangle_large_type_2_268d74fa3a0f76054c8cd240c261d08b.png?width=1200)
第161回若手・中堅による政策勉強会(「交通空白」解消に向けて 〜日本版ライドシェア始動〜/講師:藤田 礼子 関東運輸局長)を開催しました
2024年11月26日(火)、(一社)次世代政策デザイン研究所は、 第161回若手・中堅による政策勉強会をIKE・Bizとしま産業振興プラザ内会議室及びテレビ会議システムにて開催し、藤田 礼子 関東運輸局長より、「「交通空白」解消に向けて 〜日本版ライドシェア始動〜」と題してご講演いただくとともに、質疑応答・意見交換を行いました。
藤田局長からは、冒頭、運輸省(現・国土交通省)に入省されてからのご自身のキャリアの中で、運送事業者がコストもかけつつ懸命に安全確保にたゆまぬ努力をしている姿を見ているので、安全管理、安全最優先ということが身に染みているという自己紹介がありました。
![](https://assets.st-note.com/img/1732801277-BE8u0tMSgRzCVYrlwFbTD1sx.png?width=1200)
(公共ライドシェアと日本版ライドシェアの整理)
その上で、地域交通を巡る現状と課題、政策の考え方や目指す方向性といった全体的なお話、そして、2024年4月から始まった日本版ライドシェア、運用改善が進む公共ライドシェア、無償運送等の仕組み、導入後の日本版ライドシェアの様々なバージョンアップ、そして関東運輸局の管内の動きなどをご紹介頂きました。
![](https://assets.st-note.com/img/1732801512-CIJHl0tYP2VmhjREdSaTUyBn.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1732797072-aBznMxVESCcH3JRZgkOisPhA.png?width=1200)
勉強会後半の質疑応答・意見交換では、日本版ライドシェアを導入しても地方ではタクシー会社も疲弊し呼んでも30分以上待たなければならない厳しい現実の指摘、地方で大規模な観光開発を行う際に観光客、地域住民、従業員、三者とも「足」の確保が課題となる中で様々なソリューションを検討し何とか三方よしを実現したいといった声、障害者や高齢者の利用する福祉有償運送でタクシーの運賃を参照する必要があるのかといった疑問など、様々な角度から発言があり、藤田局長にも時間の許す限り丁寧に回答・コメントを頂きました。
講師の藤田局長および参加者の皆様に深く感謝申し上げます。
(一社)次世代政策デザイン研究所では、今後もコロナ後の持続可能な観光立国の実現(観光立国4.0)をテーマとした勉強会を継続して参ります。地域住民の生活や環境とも調和しながら、地域や国を豊かにする観光をどうやって実現していくか、皆様も議論にご参加頂ければ幸いです。
なお、次回の第162回勉強会は、2024年12月12日の19:00から、「広がれツーリストシップ!〜持続可能で高め合う観光の創出に向けて〜(仮題)」と題して、田中千恵子 一般社団法人ツーリストシップ 代表理事にご講演いただき、参加者の皆様と種々意見交換いただく予定にしております。