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自民党のドタキャンでNHK中継なし!

タイトルの写真はくしぶち万里れいわ新選組共同代表のX投稿より引用しました。


ドタキャンからのNHK中継中止

2025年2月19日、NHK中継予定の衆議院予算委員会は、自民党の対応により開催されなかった。
結果として当日NHKで中継を放送する番組は中止になった。
国会の見える化を目指す、れいわ新選組はくしぶち万里共同代表がXにこの詳細を「起きたことの時系列」「参考に招致についてのれいわの考え」「そもそも自民党の望む日程で審議を進めてはいけない」の3部に分けて以下のようにXの投稿で説明した。(Xの投稿を全文引用)

本日、2月19日は、朝8時55分からNHKテレビ中継ありの衆議院予算委員会質疑の予定だった(れいわ新選組は大石あきこ議員が質疑予定)。
しかし、自民党がやらかしたことによって(以下のことが起きて)委員会が開かれず、おそらく今日の委員会はまるまる飛ぶ。飛んだらよい。

【1.起きたこと時系列】
①2月17日(一昨日)、裏金ネコババ問題で、元安倍派・会計責任者の松本淳一郎氏を2月20日に参考人招致と、衆議院・予算委員会理事会で決定された。
その参考人招致は、オブザーバー理事(れいわ、共産、公明)を外し大きな政党の理事(自民、立憲、維新、国民)だけで行い、謎のホテルで約40分、内容は非公開というトンデモ秘密会であった。れいわや共産はあり得ないと抗議していた。

②2月18日の夜(昨夜)、自民党側から松本氏が参考人聴取について、委員長及び立憲の質問内容を変える要求を一方的にしてきた。

③2月19日の朝(本日)、野党は、その要求は立法府の質問権の侵害に当たること、日時もホテルも非公開はおかしいこと、そもそもれいわと共産党を入れるべきであることを伝え、抗議をし、予算委員会理事会は中断。

④2月19日、その後、自民党が立憲に「テレビで参考人招致の日時を公表された精神的プレッシャーから、松本氏は体調が悪くなり20日の参考人聴取は無理」と言ってきて、2月20日の参考人招致は消えた。この時点では、自民はおそらく、どうせ野党は2月19日の予算委員会はテレビ入りで予定どおりやりたいから、この要求は飲むだろうとたかをくくったのではないか。
この構図の中で、さすがに予算委員長(立憲)は自民の要求は飲まず、予算審議の開催は許していない。
(NHKは中継ができないので、富士山の映像など他の収録番組を流している。)

【2.参考人招致についてのれいわの考え】
①れいわは、松本氏の証人喚問(偽証罪の適用があり実効性がある)を要求してきたし、今後も要求する。

②松本氏の参考人聴取については、裏金問題の幕引きや予算採決とのバーターを許さず、開催するならば、れいわなどのオブザーバー理事も参加し、聴取の結果が広く国民に公開・共有されることが必須。

③本件、一番悪いのはもちろん裏金ネコババをしたあげくワガママばかり言っている自民。しかし、トンデモ秘密会の参考人招致を許し、れいわと共産党の少数会派を排除して、自民党側が望む日程で審議をすすめる方向で、立憲が自民と協議をしていたスタンスは許せない。その矛盾が今日爆発した。

【3.そもそも自民党の望む日程で審議を進めてはいけない】
①裏金ネコババをした自民党に国民は激怒、昨年10月の総選挙で自民党は過半数割れをした。
30年も不況が続いたあとに、収入の5割を税金と社会保険料に奪われ、悪い物価高で、主食であるコメさえ買えないところに、国会の貴族たちが裏金ネコババをしていたのだから、国民が許せるはずがない。

私たち野党は、年度予算を人質に取り、30年の経済災害から回復するための減税や給付金、能登半島復興の十分な予算、裏金ネコババ議員の辞職。これらと国会の正常化をバーターにする位の徹底的した大胆な戦い方を進めるべきだ。

具体的には予算の自然成立30日間を破るため、少なくとも3月2日まで予算案採決をさせないことが必要。

②去年は野党第一党・立憲が、フィリバスター(審議引き延ばしのための長時間演説)っぽいことをやったが、まさかの翌日土曜の予算採決を立憲が許し、自然成立の期限の日に予算案を可決させた。それを壇上で抗議したれいわは、与野党に厳重注意された。

今年はどうだろうか。予算委員会での立憲理事や委員長は意気込んでいるようにも見える。本日の予算委員会の予定変更も、その表れに見える。

しかし全く油断できない。参考人招致もトンデモ秘密会で調整していたし、他の立憲幹部の口からは「2月中に採決」「2月28日に徹夜採決くらいではないか」といった言葉が所々で語られている。

「テレビ入りの予算委員会であっても前代未聞の中止をしてやったぞ」ではなく、そもそも自民党の望む日程で予算審議を進めてはいけない。

くしぶち万里共同代表X投稿より

元々ひどかったトンデモ秘密会の取り決め

そもそも、参考人招致をオブザーバー理事(れいわ、共産、公明)を外し大きな政党の理事(自民、立憲、維新、国民)だけで行い、謎のホテルで約40分、内容は非公開で開催することを決定していた。

たがや亮の予算委員会質問

この騒動の後に2月21日に開かれた予算委員会(総理入り、NHK中継あり)でたがや亮副代表はこの騒動について「まな板の上の鯉が料理人を選び、包丁の入れ方にすら中もをつける」と飲食店経営者らしい比喩を交えて首相に質問した。

そもそも裏金ネコババ問題を引き起こした当事者側が委員会で決めた聴取について質疑者を絞り込めとか、質疑内容に介入するとか、議事録もだめとか、立法府に注文をつけるなどこれでは国政調査権の侵害ではないでしょうか?
そんな先例を作ってしまっては国会の権威に関わります。
私は飲食店を経営しておりますが、まるでまな板の上の鯉が料理人を選び、包丁の入れ方にすら注文をつけるこうしたやり方はまさに茶番。

2025年2月21日 衆議院予算委員会より

国会を見える化を推し進めるれいわ新選組

冒頭、くしぶち万里共同代表が「起きたことの時系列」「参考人招致についてのれいわの考え」「そもそも自民党の望む日程で審議を進めてはいけない」の3部構成で、国会の裏側をしっかりと説明しました。2月20日の定例会見では、くしぶち万里共同代表が同席し、会見の冒頭からこの参考人招致について説明しました。Xの投稿はもちろん、リアルな場でも国会を見える化しようとしています。この動きは、真実を知りたいと思っている国民のために必要なものであり、これまでほとんど行われてこなかった「国会を見える化」を、れいわ新選組は今後も強力に推進していくことを期待しています。

民主政治と政治参加

本記事は「文部科学省 中学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説 社会編」の中の「民主主義と政治参加」のカテゴリーに関連します。このカテゴリーについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

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