警察の仕事ってどうなの?(バレないように…)
地域警察官(交番勤務員)について簡単に書こうと思います。
是非読んでいってください。
バレないように…
少し、警察官の勤務スタイルについて話します。
交番の警察官は3交代制です。
3日に1回、24時間の当直勤務をします。
県によっても違いがあり、警視庁なんかは4交代制でやっているようです。
仮眠時間は4時間。
4時間まるまる寝れるのはあまりないですね。
大体2,3時間寝れたら良い方です。
一睡もできない日もよくあります。
仮眠時間になる直前に事案が入ったら寝れない、又は大幅に仮眠時間が削られます。
夜は逮捕事案が入って、寝る時間がなくなることが多いですね。
逮捕事案って大体酒が入る夜ですから。
さて、当直以外にも日勤という勤務があります。
当直→非番→週休→当直というサイクルなのですが、この週休が月に1,2回ほど日勤として割り当てられます。
当直→非番→日勤→当直となるわけです。
勤務時間の調整なんでしょうが、この日勤はとにかく面倒くさい。
本来は週休のはずが勤務しなければならないんですから。
でも、重い帯革や耐刃防護衣をつけて交番に行く必要もないので当直ほど疲労は溜まりません。
日勤は夕方で終わりですしね。
勤務中、外に行く必要がある場合は、制服の上に一枚何かを羽織って警察官とバレないようにします。
外で警察官とバレると事案を引き受けてしまう可能性があるからです。
その日の事案は基本的に当直員が引き受けるので日勤の者は受ける必要がありません。
しかし、警察官だとバレて市民からその場で依頼されてしまったら、「今日の当直員を呼んで下さい」とは言えませんよね。
一般市民からしたら当直員も日勤員も同じ警察官ですから。
この日勤は、まだ決裁を受けてない未決書類の作成に使う場合がほとんどでした。
警部補と巡査の運命
真面目な上司にあたると日勤に交通取締りをさせられる場合もありますが、基本的には未決処理でしたね。
上司というと、長い当直が終わってやっと非番になったのに、再び無線機を借りて交通取締りに出撃する警部補を見たことがあります。
警部補はブロック長なので、自分のブロックの巡査を強制的に引き連れて行きます。
1つのブロックは交番2,3個なので巡査は5名前後になります。
巡査レベルだと警部補には何も言えません。
大人しく取締りにつき合います。
その警部補は交通課出身で部下にも交通検挙をたくさんさせて自分の評価も高めたい、という考えだったようです。
巡査は月に1度、賞状を1枚もらって終わりです。
私からしたら貴重な非番の開放感と時間を犠牲にするほどの価値はありません。
交通検挙はそれなりに評価されます。
しかし、地域部門は、やはり職質で刑法犯等を検挙したほうが、より高く評価されるんですよね。
非番に遊びたくてたまらない若い巡査達を見たら、警部補のやる気だけで動員されるのがいつも気の毒でした。
今回は以上となります。
お読みいただきありがとうございました。