ぼくが polcaする ワケ。
SICK'S 続編決定に高まりまくっています、あとなんなら戸田恵梨香さんに憧れています、ども、polca事業部の山田です。
フレンドファンディングアプリ「polca(ポルカ)」は「トライを後押しする環境をつくる」べく、お金とコミュニケーションがなめらかな世界を目指し続けるアプリ、
ですが。いつもの前置きはさておき。
本日はpolcaといったサービスおよび文化を作っている身として、僕がpolcaするワケを冗長性ゼロの長文で記します。
目次
・僕のバックグラウンド
・なぜpolcaか
・何を実現したいか
・今後どうしたいか
結論
僕がpolcaするワケは、"クラウドファンディングをアップデートするpolcaの可能性にトライしたい"からです。以上です。
人間の心に関心がありました、学術としての。
僕の略歴
株式会社CAMPFIRE polca事業部 山田 和樹
・1986年 秋田県能代市生まれ
・2009年 横浜国立大学 経営学部 卒業
・2011年 横浜国立大学大学院 国際社会科学研究科 修了
・2012年 同大学院 博士課程 中退
・2014年 文化服装学院ファッション流通科卒業
・2014年 株式会社CAMPFIRE(当時、株式会社ハイパーインターネッツ)入社
・2018年 現職 polca事業部 事業部長
大学では社会心理学といった学術領域で「文化と心」をテーマとした研究をしていました。
特に、「日本人と欧米人の心理傾向の違い」や「他者と自己との間の距離の心理的なバイアスへの影響、それらの文化差」などに関心が高まり。
当時僕は、日本においては、複雑怪奇な社会制度だったり人間関係を強いられる場面があると感じていて、それ窮屈だなと考えており。
海外ドラマやらハリウッド映画を激しく観戦するようになり、アメリカ人はなんてオープンなんだ憧れるなと。
日本人とのアメリカ人の思考や行動の違いはどこからくるのか?文化?社会?言語?歴史?人間の本質はなんなのかと。
『木を見る西洋人・森を見る東洋人』を読んだらなんとなくルーツはわかったが、なぜここまで日本人は空気みたいなことを重んじるようなことが不思議でたまらないといったことで研究をし始めた次第でした。
修士号を修了したあと、研究を続けて大学教授になろうと思い。
博士号をサクッと取得しに日本国最高学府の博士課程に進む準備をしている過程で、周りの院生とのギャップを感じ挫折をし。
受験料はたけのこの里に手をつっこんでいるときのように気が付いたら消え。
その後、ファッションの勉強をしたくなり専門学校の門を叩き。
学校に通いながらWebメディアにてライター見習いのなかで記事ネタを漁っていた時にクラウドファンディングの存在を知り。
単純にクラウドファンディング業界のいわゆる「キュレーター」なる役職が美術館のそれみたいでなぜか高尚に見えカッコよいと思い。
すぐにクラウドファンディングサービス数社へメールを打電し、メールに返信が届いた弊社に面接を受けにいき。
当時、代表だった石田さんに拾ってもらい、5年が経ち、今です。
なぜpolcaか
クラウドファンディングに関しては、かれこれ5年ほど携わっています。
大なり小なりの目標金額の500件以上の資金調達プロジェクトを担当しました。
それらの経験をもとに、CAMPFIRE社を含め国内外のクラウドファンディング史をA4で40ページほどのドキュメントを纏めて社内にシェアした日にはスタッフに引かれました。『アーク(聖遺物)』になりました。
ことクラウドファンディングに関するアレコレについては熟知している自負はあります。
そのようにクラウドファンディングおじさんとして働くなかで、思ったことがひとつあります。
様々な事情の人に会ってクラウドファンディングが提供できるソリューションに関する話をするが、自分ひとりでは全ては抱えきれないし救えないなと。
埒外なところで炎上したり誰かが傷ついてしまう反動をクラウドファンディングは暗に孕んでいたりします。
僕の頭も体も時間もひとつしかないし、現生がいつまで続くか不明だし。
抱えること や 救うことをもっともっと分散できないかと。
そこで、昨今の"give & give & give"の潮流から着想を得てクラウドファンディングから派生して生まれたpolca。
polca は当初見知ったお友だち同士でやりたいことをシェアしてお金を集金して実現しようといったコンセプトのもと生まれました。
・身近な友だち同士ではじめる、フレンドファンディングアプリ。
・よろこびを、あつめよう。
・お金をもっとなめらかに、お金でもっとなめらかに、お金がコミュニケーションと共にある世界を目指して。
・小さく、早く、頻繁に
・トライの背中をそっと後押し
・polcaおじさん
総合すると、polca は 優しいプラットフォームだと思うのです。
僕はよくよく"エモい"とか"高まる"とか、そんな貧弱な語彙で表現をしますが。
比較する指標として、弊社のクラウドファンディングサービスを熱量に応じた形態で例えるならば。
CAMPFIRE ≒ 打ち上げ花火
FAAVO ≒ 納涼花火大会
CAMPFIRE ファンクラブ ≒ 火薬庫
CAMPFIRE Bank ≒ 花火問屋
polca ≒ 線香花火
熱量、もとい、小さな火(トライ)は様々ですね。
旅したい人に乗っかって代わりに旅してもらったり。
小学生の創作意欲をみんなで後押ししたり。
財布を亡くしたからみんなに助けてもらったり。
誕生日をみんなで盛り上げたり。
壊れたiPhoneを修理する一助になったり。
小さく始められて、早くお金が手に入って、頻繁にお金を介したほっこりしたコミュニケーションが起こる。
polcaには背中を押してほしい人があつまり、背中を押す人があつまり、優しさで包まれたお金がやりとりされる。
様々な企画や支援のやりとりを見ていてそう感じることが多くなってきました。
クラウドファンディングをアップデートする、インフラ・文化装置としての役割を担っていくサービスだという可能性をそこに感じております。
polca を然るべくインフラにする
SNS上での開かれた場でのやりとりをみていると、現状は支援を集う側と支援をする側のバランスがいまは前者に寄っている肌感があります。
どこか閉じたところでそれらのやりとりがされている部分もあるとも思いますが。
僕はpolcaで様々な企画に130件以上の支援をしてきました。
お手紙が届いたり、手作りのキーホルダーや消しゴムはんこ(この記事のトップ画)、コーヒー豆をいただいたりと、有形無形問わずお返しをいただきます。
お返しいただく以上に、そこからお友達になったり、一緒になんかやろうよとなったり、なにかしらの関係性が生まれることもありそれが楽しいです。
polcaでトライする人たちに僕がいくばくか支援することで、彼ら彼女らがそのトライを叶えることが素晴らしいと思うのです。
僕ひとりではできないことも、僕には能力がないことも。
僕が支援する理由はそこにあります。
「ありがとう、またね。」
polcaでの企画や支援を介して、感謝の気持ちとあたたかいやりとりが繰り返し発生しつづける、そんなpolca文化を一層当たり前なものとして実現していきたいです。
「polcaするね」を当たり前のことに。当たり前を当たり前に。
「polcaするね」といったことに象徴されるような、polca自体の文化を幅広く浸透さすことは相当難しいテーマだとは思います。
しかしながら、実現不可能ではないと確信を持っています。
なぜかと云うと、上述した"give & give & give"の潮流が見えているからです。
今後どのように実現をするのかについての山の登り方は僕たちもトライしている最中です。
『【超連載】 polca大解剖 第0回 "そもそもpolcaとは"』でも触れましたが、短期的に考えている観点は下記のとおり。
・支援者がいかにしてお金を気軽に渡せるか
・企画者がいかにお金を早く得られるか
・支援者も企画者もいかにお互いをほっこりさせられるか
これらを揃えていくことで、まずはpolcaのなかで当たり前のことが当たり前にすべく僕たちが期待するかつ急務な機能が整うのではないかと考えております。
これがない、これがほしい、と儘ご意見をいただきますが自覚しているうえで、あしからず。
具体的にどんな機能なのか、どんなものが生まれてくるか、については粛々と仕込み中なので、折を見てデリバーしていきますので乞うご期待。といったところで締めます。
クラウドファンディングをアップデートし、クラウドファンディングの枠組みを超えていきます。
これから爆速で進んでいくpolcaのトライをあたたかく後押しいただけるとうれしいです。
P.S.
polca 事業部では、polcaに賛同し、僕たちと一緒にクラウドファンディングをアップデートしていくメンバーを随時募集しております。