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『森山大道の東京 ongoing』 @ 東京都写真美術館 鑑賞メモ
TOP MUSEUMにきた。森山大道の東京を見ようと思った。
作品の大きさ、入り口近くにあったシルクスクリーンへのプリント、写真というよりも抽象画的な雰囲気があり、こうした表現もできるのだと。唇の反復にしても写真というよりも絵画のような印象を受けた。
この唇の写真は、展覧会のポスターにもなっている。
着色した唇とモノクロの唇、紅を乗せられたという表現がしっくりくる重ね合わせ。それが壁面全体に反復していた。
広い展示室にうつる。
スナップ。
様々な街角の切り取りが提示される。そうした作品群、原宿、渋谷あたりのスナップは、Place Mで見た佐藤圭司氏の作品で見た。佐藤氏のリスペクトによるものかな。この二人はスッと入って街角を切り取って作品としているが、渋谷典子は、竹の子族との関係性を写真として表現していたように思う。
蜷川実花の東京も、渋谷典子と同じように、身近な人のスナップが印象的だった。
女性二人の写真と男性二人の写真、その全てが、東京をモチーフとしている。そうした展覧会を見てきた。女性二人が関係性を表現していたように見えた反面、男性二人は表層を切り取っていた。どちらの作品にも言えるのは、外から内か、内から外かの方向性の違いだけで、東京の群像を表現していたように思う。
最近、こうした作品からトポロジーを感じるようになった。
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