新宮一成 『ラカンの精神分析』 読書メモ その2
前のnoteを書いているときに、"アイデンティティの相対化"とは、どのようなことだろうか、と思案していた。自身の中にある他者あるいは他者性について記載されているが、つまり、関わる人間関係によって、自己が変化していくことではないだろうか、と考えるに至った。空気を読むということに近しい感じもするが、少し違うような気がする。
自身の欲望が他者によってもたらされた。それは無意識下で転移し、気が付いたときには既に意識のもとにあり、なぜ、それをしているのかが分からない。偶然ともいえるが