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現代アート研究

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現代アートを学び始めた外資系IT企業のプリセールス。 難解な現代アートを探求する学びの記録。
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2022年2月の記事一覧

佐賀大学 卒業・修了制作展 鑑賞メモ

2年ぶりに佐賀大学の卒業・修了制作展に出かけた。 前回は地域デザイン学部の一期生が卒業するタイミングの展覧会、多くの学生は大学院に進学した。今回の展覧会は大学院生の修了制作も含んでいる。 思えば、僕は一年早く修士課程を修了したのだな。 二年前に比べると作品点数は少なくなったように感じたけれど、作品が大型化し、包み込まれるような展示空間になっていた。他の卒業制作展も見ているが、佐賀大学の展覧会は見ごたえがあると思う。 有田セラミックの展示、今回も印象深い作品があった。

メタバース世界の存在感

NFTがメタバースと結びつくのは自然な流れなのでしょう。Facebookが社名を変更してメタバースが盛り上がる。メタバースはどこに向かうのか。 Wiredに仮想空間で活動を続けるLaTurbo Avedonの記事が掲載されていた。インタビューということだったけれど、記事はインタビュー形式ではなく、記者による所感をまとめたもののようである。 今はデジタル空間に日常までも拡張されたと思う。当初は情報を伝達するために、ネットワークが張り巡らされた。情報網の独占から情報の独占へと

マット・アルト 『新ジャポニズム産業史1945-2020』 読書メモ

本書は世界に浸透したジャポニズムについてアメリカ人の視点でまとめている。ただ、各国語に翻訳されて好調なセールスを見せていることからアメリカに限定された話ではないらしい。 日本の存在はファンタジーである。そんな国は想像の中にしかない。オスカー・ワイルドの詩を引用しながら始まる。 西欧とアメリカで起こったジャポニズムをファンタジーであるという。日本の開国によって文化が交流し、それまで見たこともなかった品物が西洋にやってきた。東洋趣味として括られずに、ジャポニズムとして取り上げ