“ヤングパワー” 

高校生になるととにかく、「服作り以外は自分には必要ない」と思いこみ
専門科目以外は全く興味がありませんでした。
専門科目の授業だけは真面目に取り組んで、基礎科目は赤点ばかりという、かなり偏った学生生活を送り、卒業できたのは奇跡です。。
その後、専門学校に通うわけですが、高校にも、専門学校にも、絵の上手い子、センスのある子、感性が豊かな子、人気のある子、
好きだけじゃダメなのかなぁと打ちひしがれる場面も多々ありました。
でも若い力ってなぜあんなにもパワフルなんでしょう?
自分は大丈夫!好きなんだから、好きなことなんだからこれでいいってわかってて、高校の卒アルに「必ずBIGになってやる」って書いていました。
あの頃、未来はこれからだ!って、常に明るい未来しか想像できなかった。
自分を信じる気持ちが一番強かった時のように思います。
もう人生の半分くらい前の話だけど、あの頃の気持ちは奥底に眠ってるんじゃないかなって思ったります。
この頃は何が来ても跳ね返せる強いパワー、無限∞でしたね。

1999年 春 
つづく


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