留学1週目のトラウマ
このnoteを開いていただきありがとうございます。
留学といえばキラキラとしたイメージがあるのかと思うのですが、必ずしもキラキラしているわけではなくて、自分がこれまで過ごしてきた環境と全く異なる場所で過ごすことによるストレスも当然あります。
今回の僕の経験はその中でもかなり心に傷を負うレベルのものでした。
今回の話は正直このnoteに書いているだけでも気持ちが沈むくらい嫌な経験でした。記事にするのも嫌で、前にもこの内容を書こうと思ったことがあったのですが、これを書いている途中で気持ちに限界が来て書けなくなってしまった内容です。それくらいキツい経験でした。
今はテストが終わって自分のモチベとして、これを書き下すのに耐えられるくらいプラスな状態だと判断したことと、本来noteを書いている目的の1つである
「留学先での変化、思った感情の記録」
のためにこれを書こうと決めました。
本題に入る前にかなり色々な内容を書いてしまいましたが、ここからは本題に入ります。
ニューヨーク州立大学ニューパルツ校は留学生が非常に少ないのでいわゆる「留学生軍団」というものの規模は小さいです。
他の留学先だと別の国から来た留学生と仲良くなることもあるそうなのですが、この学校で新たな友達を作るには基本的に現地の人と仲良くなるしか術がありません。
そこである日この学校で仲良くなった現地の人と、彼がよく一緒に時間を共にしているというグループのメンバーと、食堂でご飯を一緒に食べさせてもらったことがありました。
このグループも上記の理由があるので僕以外は全員ニューヨーク出身のアメリカ人です。
食堂でご飯を食べた後、グループのうちの1人の部屋でだべろう、という流れになったので、各自一旦自分の部屋に戻ってからまた現地集合という運びになりました。
ここまでは良かったんです。
僕も一旦部屋に戻ってからその友達の部屋に向かって、全員が揃うのを待っていました。そこでグループの他の人を待っていた時に、そのグループのリーダー的な人から僕だけが一旦部屋の外に呼び出されました。
そしてこう言われました。
ショックでした。
こんな一言で片付けられないくらいショックでした。
やっぱりアメリカ人グループの中で1人だけ話の通じない人間が入ってくるのは嫌だよな、とか自分が食堂で一緒にご飯を食べた時のコミュニケーションに問題があったのかな、とか色々なことを考えました。
悲しかったのですが、よく思っていないのはそれを伝えてくれた彼ではないので、理由を聞くわけにもいかなかったのと、よく思われていないのにずっとそのグループに居続けるのも迷惑になるなと思って部屋に1人で帰りました。
部屋に戻ってからは、自分が追放された理由を考えていても悲しくなるだけだったので、一旦相手の立場になって考えてみました。
その時に
「自分達の形成したグループというものがあるわけだから、そこに新しい人間が、しかもろくに会話もできないアジア人が入ってくるのは嫌だろうな」という仮説を自分の中に言い聞かせて、気持ちを落ち着かせました。
アメリカ人が大半のグループの中に会話のテンポが数段階落ちる人間が1人だけお邪魔してしまうことの難しさ、申し訳なさ、気まずさを感じた瞬間でした。
留学生が3桁近くいる大学であれば留学生と過ごすだけでもずっと新しい出会いはありますし、会話のテンポがずれてもお互い第2言語なのでそこまで問題はないと思います。
それができないこの大学ならではの辛い経験でした。
今は自分の中で、相手の立場になって考えることで少し相手がなぜそう思ったのかを納得できたのと、誰が実際にそれを思っていたのかを知らないことで、普通の学校生活が送れているので、これ以上のことは考えないようにしようかなと思っています。
これを書けるまでに、この経験に対する自分の心の持ちようが変わったということなので、結論としては今もこのころも元気にはしてます。
ただその中でも底抜けに明るいというわけではなくて、こういう辛い経験を積みながらも楽しんでいるよ、というお話でした。
ここまで読んでいただきありがとうございました。