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新・経営体制がスタートしました
経営体制が変わりました
Polarisは8月に創立13周年を迎えました。14期目を迎えるにあたり、経営体制を一新。大槻昌美と山本弥和が共同代表となり、取締役ファウンダーの市川望美、取締役の野澤恵美と野村香奈が退任することになりました。
その背景には、これまでは役員5名を中心に事業を推進してきましたが、より多くのメンバーで意思決定をしていく方向に、経営の舵取りを大きく変えたことがあります。
Polaris内では経営体制の変更に先立って、今年の4月に新たに採用された方も含めて、約10数名のディレクターが各事業部に誕生することになりました。これからはディレクターが中心になって事業を引っ張っていくことになります。
雑談でチームを耕す
基本的にリモートワークか、Polarisが運営しているコワーキングやコミュニティスペースで働いているPolarisのメンバー。ディレクターたちも働いている場所はバラバラ。他事業部との関わりがほとんどないメンバーも多いです。
そんなディレクターたちがPolarisという船をみんなで舵取りしていくために、まず必要なのは関係性づくり。
そこで、ディレクター同士の雑談の場を設ける取り組みが春から始まりました。1週間または2週間に1回、3,4名のグループで30分ほど、オンラインで雑談をしています。メンバーは3ヵ月間固定で、今2巡目に入ったところです。
話す内容に決まりはなく、業務以外のことでもOK。私のグループではこんなことを話してきました。
・自己紹介
・今業務でやっていること
・最近ハマっていること
・身近に起きた小さな変化
・旅行の話
メンバーによって話す内容にも個性が出るようで、私の場合は、1巡目は業務の話が多く、2巡目はほとんど業務に関係のない話をしています。知人に勧められて「ベルばら」を読んだという話を聞いて、私も読んでみたり、その後に「ベルばらのどこがおもしろいのか?」を語ったり。業務の話でも、雑談でも、その人の個性が透けて見えるのが、この時間の面白さです。
スピードより大切なこと
役員がけん引する組織から、事業リーダーがけん引する組織へ。このように大きく組織が変わるとき、普通なら、まず現状の課題を整理したり、中長期計画を立てることから始まるのではないかと思います。
でも、Polarisでは事業について考える前に、ディレクター同士の関係性構築から始まった。もっと言うと、ゆるい雑談の場から始まった。それが、とてもPolarisらしいなと思っています。
それは、Polarisが「ここちよくはたらく」ことを大切にしているから。ディレクター同士が事業部を超えて繋がり、ワンチームになるために、チームの土壌を耕すことを最優先に考えたのでした。
心理的安全性を感じられる場で事業戦略を練るために、メンバーを多面的に知ることができる雑談の場は、とても良い取り組みだと感じています。
この取り組みが始まって約半年。だいぶ土壌もふかふかになってきたようなので、ディレクターチームではいよいよ中長期計画に取り組もうとしています。
変化の中にいるPolaris。これからどのような地図が描かれていくのか楽しみです。
(執筆:武石ちひろ(広報))