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【座談会レポ】私のここちよさを見つめる場

こんにちは。ちひろ@自由七科です。Polarisには設立以来ずっと続けている座談会があります。それは「子どものいる暮らしの中ではたらくを考える座談会」。「ここちよく暮らし、ここちよくはたらく」をビジョンに掲げる私たちは、自分の心地よさがを知るための開かれた場を、地域でオンラインで開催してきました。

中でも2021年から始まったのが町田での開催。私が住む街であり、かつてPolarisで働いていたり、一緒に講座を受けた仲間と共に続けてきました。今回は、共に町田座談会を運営している香さんからのレポートです。

気づけば10回目の開催

2021年11月からスタートした、町田座談会。
今回が節目となる10回目の開催となりました。コツコツゆっくりでも「続いている」ということの大きな力を感じています。これまで参加していただいた皆様に感謝です。様々な縁がつながってできたこの場を、これからも大切にしていきたいと思います。

ときにはおやすみしたり、仲間を頼ったり、大切なものを見つめなおしたり。運営メンバーのわたしたち自身も暮らすと働くと、活動のバランスを模索しながら、これからも試行錯誤していきます。

日常から離れ「わたし」に立ち返る

今回の参加者の中には、すでに学校やコミュニティで繋がりがある顔ぶれもありました。それだけに「どこまで話していいものか緊張しています」という正直な声も。

ワークでは3つの問いを考えることで、今の状況や気持ちに、自然と目を向けることができます。めまぐるしい毎日から、いちど離れて「私ってどう感じているんだろう」と立ち返る時間。ちょっぴり自己開示しながら、気持ちを語ること・聞き合うことを、大切にしています。

見知った中でも、実は知らないこともたくさん。この場だから、話せることがあります。わたしたちは、答えをだしたり、すっきりしたりすることを、目指していません。そのため、多くの人が“もやもや”したままなのですが・・・(笑)

それは、次につながる課題やテーマを持ち帰ってもらえた、ということだと思っています。それ以上に、自分の気持ちにアクセスできた時の“心地よい余韻”も感じてもらえる場です。

キーワードは「自分の心地よさ」「知ること」

ワークの最後に、印象的だったキーワードを3つあげてもらいます。今回、印象的だった言葉の一つは「自分の心地よさ」。“子どもにひっぱられている?”「はたらく」を考えるうえで、子どもや生活環境に気持ちが向くことは、当たり前だけど、それを一度、脇においてみたら、本当はどんな日々を過ごしたい?自分にとっての「心地よい」ってどんなことだろう?そんな話題の盛り上がりが参加者の心に残りました。

自分の軸・・・そう簡単には見つからないけど、「これって心地よい?」と、たまに自分に聞いてあげられたらいいな。正解はない、迷っても大丈夫。(自分にも言い聞かせています。)

もう一つは「知ること」。子育て支援のサービスや機会、意外と知らないものも多いことが判明。(こうした生の情報交換の場になる点も、地域座談会の良いところだなと思います。)ファミリーサポートやショートステイ、民間のボランティアなど、聞いたことがあったとしても、「サービスを利用するのは“トクベツ”」と感じていたり、「頼ること」に対して、後ろめたさを感じていたりすることも。

でも、利用した人の生の声を聞いたり、よくよく調べたら、想像以上に使い勝手がよさそうだったり。まずは、どんなサービスがあるか知ることから、そして、知っているものを発信することから、少しずつ始めていけたらいいな。

そして、サービスだけでなく、地域で一緒に子育てできる取り組み、交流の場もシェアされました。お隣さん同士だって小さな地域。子育て真っ最中だって「頼られ側」としての関わりしろもある。自分の子どもと一緒に、ほかの子どもを見守る地域の目、今すぐできそう。そんな視点を持つと一層、“頼るって特別じゃない!頼るってはなまる!”って思えるかもしれない。

座談会は定期健診

私が個人的に感じている、この座談会の面白いところは、何度参加しても、毎回違う気づきがあること。常に同じ問いに向き合うからこそ、自分自身の環境や心の変化がわかりやすい。定点観測(定期健診?)の位置づけでもあります。そして、毎回変わる参加者の方々との関わり。オリジナルな語りを通して、新たな気づきが返ってくることも、とっても楽しい。楽しいが原動力になっています。

今回は、町田市内のNPOや市民団体の活動を応援している、町田市地域活動サポートオフィスの「市民活動おうえんスペース」をお借りし実施しました。 

次回は、7/10(月)10:00~11:30に開催。これまでは町田駅周辺でやっていきましたが、今回は場所を移動して鶴川で。また新たな出会いがありそうです。

参考:子育て中に頼れるサービス

座談会で出た子育て中の頼れるサービスについてまとめてみました。町田市以外にも各市町村に類似のサービスがあります。

町田ファミリー・サポートセンター
社会福祉協議会(せりがや会館内)にて登録後、希望の日時や依頼内容にあわせ、近隣の援助会員とのマッチング。基本7時~19時、1時間700円~

子どものショートステイ(宿泊保育)・トワイライトステイ(夜間保育)
町田市役所子ども家庭支援センターにて登録、予約。
マルガリータ(2歳~)9時~22時、4時間以内1,000円。保育園への送迎依頼も応相談(別途片道+500円)。

ホームスタートジャパン(民間団体/全国・無料)
未就学児が1人でもいる家庭に、研修を受けた地域の子育て経験者が家庭を訪問。丁寧な相談の上、決定。週1回、2時間、4回ほど。インターネットより申し込み。

地域保育園の「一時保育/定期利用保育」(町田市)
各保育園にて登録後、予約申し込み。アプリ対応園も。
 
町田市保育コンシェルジュ相談予約
就学前までの子の保護者を対象に、個々のニーズに応じて、保育所や幼稚園などの案内や、子育て支援事業等の情報提供、相談・助言を専門の相談員が実施。

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