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射手座の話


基本情報

データ

キーフレーズ「I see(私は理解する)」「I experiment (私は実験する)」
「I explore (私は探検する)」
誕生日:11/23〜12/21
黄道12宮名:人馬宮 −じんばきゅう−(Sagittarius)
ハウス:9ハウス/支配星:木星
2区分:男(陽)/3区分:柔軟宮/4区分:火のエレメント
二十四節気:小雪(11月22日〜12月6日頃)・大雪(12月7日〜21日頃)
宿曜:尾宿/箕宿/斗宿
品位:ドラゴンテイル−高揚/水星−障害/ドラゴンヘッド−下降
最輝星:カウス・アウストラリス(ε星 2等星)
十二辰:丑
タロット:節制

キーワード

探検/冒険/果てしない探究や追求/博識/旅行/海外/遠方/上昇/狩猟/俊足/スピード/衝動と叡智の共存/思想/哲学/宗教/高度な学問/教示/教育/楽観的/向上心/自由/抽象的/熱し易く冷め易い/理性と本能

象意と場所

南南西/高い場所/遠い場所/海外/見通しの良い場所/神社仏閣/教会/大学/大きな部屋/外国人の多い場所/金庫や武器の置いてある場所/開放的な場所/外国の食べ物が食べられる場所/図書館/古本屋/博覧会

職業

専門性が高い仕事/探検家/天文学者/占星家/宇宙飛行士/医師/看護師/薬剤師/音楽家/スポーツ選手/スポーツ関係/教育者/考古学
海外と関わる仕事/航空関係の仕事/通訳/翻訳/旅行会社/商社マン/ツアーコンダクター/貿易/CA
法律や宗教に関わる仕事/出版関係/馬に関わる仕事/マスコミ/広告/宣伝/運輸関係/自由な職場/自営業/情報産業 など

人物

上記の職の人/外国人

人体部位と病気

太もも/大腿部/臀部/坐骨/肝臓

紫/濃紺/黄色/オレンジ/トリコロール/ロイヤルブルー/青紫/自由な色

ファッション

を重視。などがピッタリ。また、  の象意である  にポイントを持ってくると◎
【スタイル】
ボヘミアンスタイル/リラックスウェア/アメカジ/ストリート/メンズライク/スポーツミックス
【素材】
デニム/レザー/ベルベット/ウール/柔らかな素材
【モチーフ】
弓矢/地図/地球/冒険/異文化/動物/宇宙/星/フリンジ/ビーズ/炎/民族柄

性質の話

好奇心のままに旅する冒険家。
火のエレメントである射手座の火は自由自在。コンロの火のように状況に応じて強さを変えられる。
「集団」を通して世界を見るため、蠍座までより意識の範囲が広く、集団全体の価値観などを通して自身や世界を知ろうとする。

射手座的な生き方

射手座の武器は知的好奇心とフットワークの軽さとその広さ。
気になった分野に臆することなく突き進み、自分なりに解釈を終えると、また全く別の分野へと突き進む。

その様は、まるで双子座のようだが、決定的に違うのは追求するかどうか。
双子座は身近な知識をライトに得ることを望むが、射手座は矢の向くまま、世界、ひいては宇宙規模の知識を深くまで追求することを欲する。

それは書斎の人でも同じ。
その書斎の中には途方もない世界が広がっている。

世界を飛び回る力のある射手にとって、国境などあってないもの。
それほどの軽やかさと自由さを持って、知への欲求を満たしてあげること。
死ぬまで冒険を続けること。
好奇心は射手座にとっての宝であり、羅針盤なのだから。


プラスに働いている時

行動が素早い/ユーモアがある/博識/高度な知識/探究心が強い/向上心・向学心がある/求道者としての資質がある/理想がある/視野が広い/誠実/自由奔放/開放的/率直/陽気で屈託がない/寛大/束縛しない/行動範囲が広い

マイナスに働いている時

興味がないことに無関心過ぎる/大袈裟/大雑把/計画性がない/無責任/一貫性がない/社会常識の欠如/共感力の欠如/不注意/定着・持続ができない/周りが見えない/協調性がない/気まぐれ/熱し易く冷め易い/放浪癖がある/非現実的/興味関心事と現実のバランスが悪い/好戦的/無神経/無礼

神話

ケンタウルスの一族は皆、上半身が人で下半身が馬の姿。
賢者キロンもその一人。
本来、ケンタウルス族は野蛮で粗暴な一族だが、太陽神アポロンから医学や音楽、占いを学び、月の神アルテミスからは武術や狩猟を学んだキロンは、あらゆる学術に長け、例外的な存在だった。

事が起こったのは、ヘラクレスがケンタウルス一族とともに協力してエリュマントスの猪を退治したことを祝って、宴を開いている時のことだった。
皆、楽しく酒を飲んでいたのだが、そのうち酔いの回ったケンタウルスの戦士たちが暴れ出し、ヘラクレスに襲いかかった。

しかし、そこは武勇に長けたヘルクレス。
すぐに襲ってきたケンタウルスたちを懲らしめ、敵わないとみたケンタウルスは、散り散りになって逃げ出した。

ヘラクレスも負けじとケンタウルスたちを追いかけ回し、そのうちの幾人を洞窟へと追い込む。
しめたとばかりに、ヘラクレスは洞窟に自慢の矢を放った。
けれど、洞窟の中から聞こえてきたのは、聞き慣れた師匠の呻き声だった。
そう、この洞窟はヘラクレスのかつての師であったキロンの住処だったのだ。

ヘルクレスの放った矢は、キロンの膝を射抜いてしまっていた。
矢先に塗られていたヒドラの毒がキロンを苦しめる。その毒は彼の医学の知識を持ってしても解毒できないほどの猛毒だった。

不死身であるため、死ぬこともできず苦しみ続けるキロン。その苦しみに耐えられなかったキロンは、ゼウスに死を願った。
これを聞き入れたゼウスは、キロンに死を与えるとともに、彼の才能を惜しみ夜空にあげた。

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