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ルノルマンカードとスプレッド②
二者択一
3枚、もしくは5枚のカードを使って占う方法。
名前の通り2つの事柄で迷った時に適している。
2つの可能性を同時にみることで、どちらを選ぶかじっくり考えられる。
タロットでも同様の占い方ができる。
◾️質問
はっきりと2択になる質問を決めることが大切。
左側、右側でどちらがどちらの選択になるかをはっきりと決めて始めること。
◾️引き方/読み方
[3枚の場合]
シャッフルし、真ん中に1枚目を並べる
次に左斜め上に2枚目、右斜め上に3枚目を並べ、リーディングする
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[5枚の場合]
シャッフルし、真ん中に一枚目を並べる
次に左斜め上に2枚目、右斜め上に3枚目を並べる
さらに左斜め上に4枚目、右斜め上に5枚目を並べる
真ん中の段(2枚目と4枚目)は近未来を読むことができる
期間は占った時点から3ヶ月以内程度
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[キーカードありの場合]
キーカードを決める場合は、先にキーカードを引き、1枚目の位置に配置
シャッフルをし、2枚目以降を上記のように並べる
〈キーカード〉
占う人(質問者)のカード、男性なら「紳士」、女性なら「淑女」のカード。
もしくは占う内容と合うカード。
恋愛なら「ハート」、仕事なら「錨」のカードなど、それぞれのカードが象徴するものから占う内容と合うものを選ぶ。
・直感で気になったカードを引く
・上から7枚目のカード、そこから7枚目のカード、更に7枚目のカードを引く
・ジャンプカードを取る
など、どの方法でもOK
ハウスグランタブロー(ハウス読み)
36枚全てを展開して占う方法。
36枚を番号順に並べた場合の元の位置をそれぞれのハウス(テーマ)とし、その上に出たカードからそのテーマに対する状況を読むことができる。
◾️各ハウスの意味
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◾️引き方
シャッフルをし、左上(騎士のハウス)から右に9枚ずつ順番に並べていく
(上記の画像の番号順に並べる)
◾️読み方/質問の仕方
[ハウスをメインに読む場合]
「この先どうなる?」「気をつけると良いことは?」など、ざっくりとした質問の時に使いやすい。
恋愛のことを知りたい場合は、24番目のハートの位置に出たカードを。
仕事であれば35番目の錨のところに出たカードを読む。
とてもシンプルでワンオラクルのように読めるため、手軽で読みやすい。
[カードをメインに読む場合]
「彼との今後の未来は?」などしっかりテーマが決まった質問の時に使いやすい。
テーマとなるキーカードや象徴カード(紳士・淑女)のあるハウスを読む。
さらにそのハウスの元のカードが出ているハウスを読む。
流れを読むように読むと読みやすい。
(例)グレーはハウスの位置、オレンジは36枚並べた時のカード
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トラディショナルグランタブロー
36枚全てを展開して、1枚の大きな絵として読む占い方。
質問者のありとあらゆる事を占うことができる。
いろんなことがかなり読めるため、どの程度までリーディングするか決めておくと良い。
スプレッド①で紹介した読み方を応用していける。
グランタブローというとこっちの方が多いかも。
◾️引き方
シャッフルし、左上から右に順に8枚ずつ4段に並べる
残りの4枚を一番下の真ん中に、左から順に並べリーディング
(大体の期間を決めて占うと占いやすい)
※質問者の象徴カード(男性は紳士・女性は淑女)が両端に出た場合はやり直し
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◾️読み方
[配置の前提]
○象徴カードが出た縦列が現在、左側が過去、右側が未来を基本とする。
象徴以外の他のカードに注目し、上記の時間の流れで読みにくいと感じたときは、その注目するカードにとって左側が過去、右側が未来、などと考えると読みやすい。
○カード同士が近ければ近いほど影響を与え合う
[読むポイント]
トラディショナルグランタブローは、1枚の絵画にこめられた物語で、その物語を組み立てるように読むと読みやすい。
① 最初の3枚(4枚)のカード
質問のヒント。質問の補足や質問を具体的にしてくれる。
どんなリーディングになるか、を予想できる。
物語でいう序章。3枚でも4枚でもOK。
② 四隅のカード(ピンカード)
縦、横、斜めの組み合わせで読む。
質問の本質的なテーマ。総合的なアドバイスや今の自分に重要な要素。
また、深層心理や潜在意識で引っかかっている問題などを教えてくれる。
③ 象徴カードとキーカードの距離
結婚→象徴&指輪のカード、勉強→象徴&本のカードなど…。
2つのカードの距離が近いほど質問の答えは良い状況、願いが叶いやすい。遠いほど時間がかかると読める。
プレッシャーやトラブルなど、ネガティブなキーカードの場合は、距離が近いほど厳しい状況になる。
④ 象徴カードからキーカードへのルート
象徴カードからキーカードへ辿り着くルートの中に、どのようなカードがあるかを読む。
例えば、ルートの途中に「山」があるなら、望みを叶えるために課題がありそう、などと読める。
⑤ 象徴カードの向き
象徴カードが向いている方にキーカード
→目標が定まっている
象徴カードの後ろ側にキーカード
→問題を明確にできていない、意識できていない
〈恋愛、紳士淑女の場合〉
象徴カード同士が向き合っている
→両思い、距離が遠ければ
象徴カード同士が反対を向いている
→関心が別の方へ向いている、意地を張っている
片方がそっぽを向いている
→片思い、一方通行
などと読める。向きだけでなく、距離によっても意味が変わってくる。
近いほど関係良好。
⑥ 象徴カードの上下左右
上のカード
→コントロールし辛い、できないもの、受け身
→頭から離れないこと、悩み
下のカード
→コントロールしやすい、できるもの、能動的
→本心や内面の状態、基礎、基盤、土台
(上には逆らい難いが、下は支配下に置きやすいイメージ)
同じ段ならそれぞれが影響しあっている
目の前(象徴カードが向いている方)にあるカード
→質問者にとって最も大切なこと
→注目している、意識していること
後ろ側にあるカード
→責任、任務、重要なものなどの背負っているもの
→気付いていないもの、目を背けたいこと
⑦ 最後の4枚
最終結果。質問に対してのアドバイスとして、どう動けば良いのかなども読むことができる。
いわば物語のタイトル。
[サブポイント]
補助として使うとバランスよく読めるポイント
○ミラーリング
象徴カードと鏡の関係にあるカード。縦横の中央線を挟み、上下左右鏡の位置にあるもの。
相談者を隠れたところで動かしている要因や、何が影響を与えているのかなどを読める。
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[私のひとりごと]
ルールや読み方、スプレッド、調べてみるとわかるのですが、かなりいろんなものがあります。
同じ読み方でも並べ方が違ったり、逆位置を取る方法まであったり本当に様々。
基礎は基礎として入れつつも、がんじがらめにならず、感覚や直感の方を採用した方がしっかり読める印象です。
会話する時に正しい文法や話し方を気にして、考えすぎて言葉に詰まるより、気楽に感覚的に話す方が盛り上がる感じですね。
そこにさらに基礎を学んで無意識にできるくらいに刷り込んだ上で、気楽に話すとより上手にできるような。
真面目な日本人なので、ルールにこだわりたくなることもありますが…
まあ、とにかく、好きなように楽しんでみてください。
それはそうと、どうでもいい話。私、ボルドーを覚えました。
他記事もゆっくり修正しよ。