山羊座の話

基本情報

データ

キーフレーズ「I use（私は使役する）」
誕生日：12/22〜1/19
黄道12宮名：磨羯宮 −まかつきゅう−（Capricorn）
ハウス：10ハウス／支配星：土星
２区分：女性（陰）／３区分：活動宮／４区分：土のエレメント
二十四節気：冬至（12月22日〜1月5日頃）・小寒（1月6日〜19日頃）
宿曜：斗宿／女宿／虚宿
品位：火星−高揚／月−障害／木星−下降
最輝星：デネブ・アルゲディ（δ星　3等星）
十二辰：子
タロット：悪魔

キーワード

プロフェッショナル／秩序／安定／建国／名声／実績／威厳／野心／権威／権力／努力／苦労の末の到達／責任／統率／現実／社会貢献／伝統／歴史／地殻変動／長時間

象意と場所

南／古い街／古い家／廃材置き場／休耕地／石垣／森林／岩山／荒野／蔵／暗がり／スーツで参加するような場所／歴史的価値のある場所／寺／神社

職業

堅い仕事／努力が必要な仕事／公務員／政治家／管理職／実業家／教師／学者
伝統的な仕事／親から受け継いだ仕事／クラシックなイメージの仕事
土に関する仕事／価値を見極める仕事／古物商／骨董屋／不動産業／建築業／土木建築／農業／僧侶
東洋医学に関する仕事／革製品・靴・鞄を取り扱う仕事／日本古来の仕事／自営業／システムエンジニア／プログラマー　など

人物

上記の職の人／老人

人体部位と病気

膝／関節／骨／皮膚／冷え性／歯

色

黒／茶色／緑／藍／暗い色／大地の色（濃いめの色）／モノトーンカラー

ファッション

骨格が綺麗に見えるかどうかを重視。ジャケットやトレンチコートなど、正統派な服装がピッタリ。また、山羊座の象意である関節や膝にポイントを持ってくると◎
【スタイル】
オフィスカジュアル／クラシック／フォーマル／シック／マニッシュ
【素材】
レザー／ウール／カシミア／サージ
【モチーフ】
山羊／山／幾何学模様／シンプルな模様／品のあるデザイン／直線的なデザイン／シルバーアクセサリー／カメオ／ヴィンテージもの

性質の話

結果を重視する星座。
土のエレメントである山羊座の土は、長い時間をかけて出来上がる岩石。じっくりと着実に積み上げ、具現化していく力がある。
「集団」を通して世界を見るため、社会や大きな枠組みの中で完成することを望む。

山羊座的な生き方

山羊は、現実に達成していくことによって、自分の存在理由を見出す。
それを成すために必要な計画性や決断力、その自身の決断に従える力を持っている。

山羊は基本、徹底している。
思考がポジティブな時は徹底的でいいのだが、徹底的にネガティブに向いた時が怖い。
成功や勝ちを欲するあまり、失敗や負けを怖がり、人を攻撃して安心しようとしたりする危険性がある。
それはプライドの作り方を間違えているから。
どんなプライドを持つのかは、山羊座が幸せに成功するためにとても重要。

どんな世界を構築したいのか、何を具現化したいのか、そこで大切にしたい集団は、人は何なのか。
それを明確にし、野心を持つこと。
その野心の先を地道に進むこと。
自身を正当に肯定し、誰かを物扱いしない限り、山羊の願いは必ず叶う。

プラスに働いている時

仕事熱心／強い責任感／実現する能力がある／目標達成のための継続力がある／忍耐力がある／努力家／冷静／慎重／現実的な思考／健全な野心／統率力・制御能力がある／計画性がある／伝統を大切にする

マイナスに働いている時

感情の抑圧・欠如／傲慢な野心／社会的実績のみで評価する／権力に固執する／権力に弱い／打算的／損得重視／慎重すぎる／支配的／シビア／手段を選ばない／苦労を背負いすぎる／保守的／挑戦できない／遊び心に欠ける／人を物として扱う

神話

羊飼いと羊の群れを監視する牧神、パーン。
彼は下半身が山羊、上半身が人の姿、そして頭に角を生やした姿だった。

ある日、ナイル川のほとりで宴が開かれた。天上の神々が集まり、酒を飲み、歌い踊る華やかな宴。パーンも得意な笛を吹いて、その宴を楽しんでいた。

そこへ突如、大きな怪物、テュポンが現れた。
テュポンは、神とも怪物ともいわれる半神半獣で、神々の王、ゼウスに比肩するほどの実力を持つ最大最強の怪物。
そんな怪物が現れたものだから、神々は慌てて逃げ出した。

ゼウスは鳥に姿を変え空へと舞い上がり、アフロディーテとエロスは魚に姿を変え、また、アポロンも魚の姿でナイル川へと飛び込んだ。
他の神々も、それぞれに姿を変えながら上手に逃げていった。

その中でも一番慌てていたパーンは、半ばパニックになりながらも急いで姿を変え川へと飛び込んだ。
けれど、急ぐあまり、下半身は魚、上半身は山羊のままという奇妙な姿になってしまったのだった。

あまりに滑稽な姿に神々は大笑い。
その姿を気に入ったゼウスは、その姿のパーンを星座にするのだった。