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牡羊座の話


基本情報

データ

キーフレーズ「I am(我あり)」
誕生日:3/21〜4/19
黄道12宮名:白羊宮 −はくようきゅう−(Aries)
ハウス:1ハウス/支配星:火星
2区分:男性(陽)/3区分:活動宮/4区分:火のエレメント
二十四節気:春分(3月20日〜4月3日頃)・清明(4月4日頃〜18日頃)
宿曜:昴宿/婁宿/胃宿
品位:太陽−高揚/金星−障害/土星−下降
最輝星:ハルマ(α星 2等星)
十二辰:酉
タロット:皇帝

キーワード

浄化とゼロからのスタート/意識の変革の始まり/変化/燃やす
生命力/生存欲求/始まり/誕生/起点/先導/芽吹き
主体性/自我/独立性/開拓精神/原動力
意志/大胆/燃やす/闘志/魂の結晶化

象意と場所

東/高い場所/屋根/天井/牧場/火のある場所/火山/処女地/新開地/犬小屋/無法者や変わり者がいる場所/美容院/新しくオープンした店/無骨な雰囲気のレストラン

職業

闘争本能が必要な仕事/警察官/消防士/スポーツ選手/格闘家
(そそっかしいため怪我には注意)
刃物を使う仕事/火や熱を使う仕事/外科医/歯科医/調理師/美容師/パン屋
勇敢さが必要な仕事/歩合制の仕事/経営者/起業家/指導者/冒険家/賭博師
インストラクター/記者/製鉄/鉄鋼/機械関係
機械や建築の設計/武術道具の製作や販売/帽子の製作や販売
日銭のもらえる仕事/外回りの仕事/短期間で結果の出る仕事/肉体労働 など

人物

上記の職の人/血気盛んな若者

人体部位と病気

頭部/顔面/脳/視力障害/火傷/熱射病/高熱を伴う病気

緋色/オレンジ/赤/赤褐色/錆朱色/イエロー/鮮やかでエネルギッシュな色/明るい色

ファッション

動きやすい格好で、おしゃれより機能性を重視。個性的、もしくは大胆なアクセ、無地のもの、スニーカーなどがピッタリ。また、牡羊座の象意である顔や頭にポイントを持ってくると◎
【スタイル】
スポーツミックス/アスレジャー/ポップ/シンプルカジュアル/ストリート/アメリカンカジュアル/甘辛ファッション
【素材】
レザー/デニム/化学繊維/金属
【モチーフ】
羊/火や炎/動きのある柄(まばら、アシンメトリーなど)/スポーツ関係/冒険/旅行/地図/メタルアクセ

性質の話

誰よりも勇気と自信に溢れたリーダー。
火のエレメントである牡羊座。その火は誰よりも進む力が強く、スピーディー。まさに、流星の如く現れる。
「私」という個人を通して世界を見るため、あくまで個人主義。

牡羊座的な生き方

生まれたてのエネルギーを纏う羊は、それゆえに柔軟で、大胆で、無敵。本能に忠実で、無邪気で純粋。0から1を生み出すことにも長けている。
それは自身に対しても同じ。常に進化、変化をして、向上していく、新たに生まれるような生き方がピッタリ。
考えるより先に行動。じっくり腰を据えていては、牡羊座の火は燃料を失って消えてしまう。
あれもこれも好きでOK。すぐに飽きてもOK。何度失敗しても勢いを止めることなく、直感の呼ぶ方へ突き進むと◎


プラスに働いている時

新しいことを始める/生み出す/純真/天真爛漫/正直/はっきりしている/大胆不敵/リーダーシップ/自信満々/元気/勇敢/力強い/前むき/強い向上心/苦難や逆境に強い/負けず嫌い/高い集中力

マイナスに働いている時

横柄/無鉄砲/攻撃的/興奮しやすい/短気/高圧的/短略的/無責任/衝動的/我慢できない/自己中心的/自己が強すぎる/視野が狭く、周りが見えない/協調性がない/後先考えない/冷静さに欠ける

神話

ギリシア北部のテッサリアに、プリクソスとヘレという兄妹がいた。二人は王アタマス王とネペレーの子だったが、彼らが離縁したため、今は後妻イノーとその子供達と暮らしていた。
けれど、イノーはネペレーの子らが邪魔で仕方がなかった。

ある日、イノーは「苗が良く育つから」と農民たちに教え、作物の種を火で炙らせた。当然種は芽を出さない。
あまりの大凶作に頭を抱えたアタマス王は、ゼウスに神託を伺った。
すると、イノーが現れ「プリクソスを生贄に捧げよ」とゼウスが言っていると嘘を吹き込む。
イノーの企みを知らないアタマス王は、まんまと妻の言葉を信じ、プリクソスを生贄にする準備を始めてしまうのだった。

事態を知ったネペレーは、プリクソスとヘレをイノから遠ざけるためゼウスに助けを求めた。そこでゼウスは黄金の毛の羊を遣わせ、プリクソスたちを天へと逃すことに。

黄金の毛の羊は二人を乗せ空を駆け上がった。王城を脱出し東へ東へ突き進んでいく。
ところがその途中、ヘレはあまりの高さに眩暈がしてバランスを崩し、真っ逆さまに落ちてしまった。
プリクソスは必死に手を伸ばしたが、ヘレは海の中に消えてしまう。
「お願いだ!戻ってくれ!」
羊に懇願するプリクソス。しかし、羊は首を振り、彼を慰めながら、只々天空を目指した。
プリクソスは、ヘレの腕を掴めなかった自分をただ責めるしかなかった。

やがて、コルキスに辿り着いたプリクソスと羊。アイエーテース王に事情を話すと、彼はプリクソスらを温かく迎え入れた。
ヘレを助けられなかった悲しみに打ちひしがれるプリクソスだったが、アイエーテース王の娘であるカルキオペーや羊に励まされ、愛され、徐々に元気を降り戻し、二人と一匹で幸せに暮らした。

月日は流れ、息を引き取った羊。
プリクソスは、相も変わらず美しい黄金の毛の羊をゼウスに捧げ、その羊の毛皮をアイエーテース王に贈った。
そうして、毛皮は国の宝として眠らぬ龍が守ることになった。

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