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牡牛座の話


基本情報

データ

キーフレーズ「I have(私は所有する)」
誕生日:4/20〜5/20
黄道12宮名:金牛宮 −きんぎゅうきゅう−(Taurus)
ハウス:2ハウス/支配星:金星
2区分:女性(陰)/3区分:不動宮/4区分:土のエレメント
二十四節気:穀雨(4月19日〜5月4日頃)・立夏(5月5日〜19日頃)
宿曜:昴宿/畢宿/觜宿
品位:月−高揚/火星・冥王星−障害/天王星−下降
最輝星:アルデバラン(α星 1等星)
十二辰:申
タロット:法皇

キーワード

豊かさ/所有/富/財/資源/発達した金銭・経済感覚/投資
五感/審美眼/重さ/ゆっくり/物理的・現実的/肉体
耐久力/固執/粘性/定着/蓄積/包容力/こだわり/マイペース

象意と場所

東北東/緑が多い所/芝生/公園/牧場/農地/貯蔵庫/金庫/財布/天井の低い部屋/薄暗い部屋/押入れ/納戸/戸棚/地下室/床下収納/居心地のいい場所/美味しいレストラン/1階にある店

職業

自然に関わる仕事/農家/牧場経営/造園業/林業/花屋/建築家
お金に関する仕事/金融業/証券アナリスト/銀行員/収入のいい仕事/大企業
美的感覚を使う仕事/五感を使う仕事/声を使う仕事/芸術家/彫刻家/歌手/声楽家/調理師/飲食関係/アナウンサー
色彩や服飾に関する仕事/保守的で伝統のある仕事
職人/贅沢品を取り扱う仕事 など

人物

上記の職の人/経験する者/太り気味な人

人体部位と病気

喉/口/首/顎/食道/耳鼻咽喉/糖尿病

若草色/エメラルドグリーン/アップルグリーン/オリーブグリーン/緑/淡紅色/クリーム色/薄い黄色/ピンク/紺/ブラウンなどのアースカラー

ファッション

質の良さ、手触りの良さ、シルエットの美しさなど、耐久性や五感で感じるものを重視。上質で濃厚な高級感、ハイブラでリッチなものや、快適でリラックスできるスタイルもピッタリ。また、ネックレスやスカーフなど、牡牛座の象意である首元やデコルテにポイントを持ってくると◎
【スタイル】
クラシック/シンプル/フェミニン/綺麗めカジュアル/コンサバ/トラッド/大人女子/皇室の方や王族が着るようなスタイル/リラックスしたスタイル
【素材】
リネン/ウール/カシミヤ/綿/自然素材/パールや天然石
【モチーフ】
牛/自然/植物/花/大地や山などの自然/高級で本格的なもの/刺繍/レース/リボン

性質の話

最も不動の要素が多い牡牛座。
土のエレメントである牡牛座の土は、山のようにどっしりと構え、そう簡単には揺らがない。そこには木々が生い茂り、果実が実り、綺麗な川が流れ、あらゆる恵みが溢れている。
「私」という個人を通して世界を見るため、周りを気にせずあらゆる「感覚」を味わうことができる。他との比較や、体系化ということに興味がない。

牡牛座的な生き方

不動ゆえに、好きなものはどれだけ経っても好き。牡牛座の気持ちほど信用できるものはない。
動かないものが動いた時、そこにはとても強い力が働いている。
だからこそ、牡牛座が動いた時は、ゆるやかでも確実に、忍耐強く進んでいく、とんでもなく強いエネルギーがかかっている。

一方で、不動ゆえに負の感情すらも溜め込んでしまうことも。
それはある意味、感覚の良さの賜物かもしれない。
そういう時こそ、所有するものを愛でる感覚、自分が選んだものに囲まれている感覚を思い出すと良い。自分を心地良くしてくれるものは、牡牛座にとって「安心安全」の感覚を与えてくれるアイテム。
美しさも楽しさも、他の星座が感じる以上に堪能できることを忘れずに。
牡牛座が感覚に従って自身を豊かに、幸せにしていく時、世界をも幸せにできてしまうのだから。


プラスに働いている時

現実的/堅実/生産的/家庭的/やりくりが上手い/信頼できる/安定している/落ち着きがある/穏やかでのんびりしている/忍耐強い/耐久力がある/タフ/粘り強い/若々しい/優れた美的センス/鋭敏な五感/品がある

マイナスに働いている時

保守的・用心深過ぎる/欲深い/強情/頑固/怠惰/鈍感/無気力/やる気がない/わがまま/独占欲/贅沢の度が過ぎる/こだわり過ぎる/怒ると手がつけられない/貧しさに耐えられない/騙されやすい/見かけで判断し過ぎる/変化を嫌う・恐れる

神話

あるところにエウロパという娘がいた。彼女の春に愛されたような美しさは、天界の神々の間でも噂になるほどだった。その噂は当然、ゼウスの元にも届いた。
エウロパに興味を持ったゼウスは、彼女に会いにいくことに。
しかし、神の姿のままだと地上で混乱を起こしてしまうこと、また、自身の女癖の悪さに目を光らせている妻にバレても大変だと、白い牛に姿を変え、エウロパの元へと降りた。

野原で遊んでいたエウロパに近付き、寝転がる白い牛。
大きな牛だったが、おとなしくしている姿に安心し、エウロパはそっと牛の背中に腰を下ろした。
すると、途端に牛は立ち上がり、エウロパを乗せて走り出してしまった。野原を駆け、山を越え、国を越え、猛然と走る白い牛。
エウロパはただ驚くばかりで、懸命に角にしがみつくことしかできなかった。

いくつかの野と山を越え、ついには大海をも越え、やがて牛は次の大陸にたどり着いた。
そこでようやく足を止め、牛はエウロパを背中から降ろし、ゼウスは本当の姿を現した。

故郷から随分と離れてしまい、帰りたいと悲しみに暮れるエウロパ。ゼウスはその姿にすら見惚れ、根気強くエウロパを慰め続けた。
彼女が再び笑顔を見せてくれる時を待ち、ようやくゼウスはその美しさを称えるとともに、想いを伝えるのだった。

その後、エウロパらが辿り着いた大陸は、彼女の名前から「ヨーロッパ」と呼ばれるようになったそう。

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