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天秤座の話


基本情報

データ

キーフレーズ「I balance(私は均衡をとる)」
誕生日:9/23〜10/23
黄道12宮名:天秤宮 −てんびんきゅう−(Libra)
ハウス:7ハウス/支配星:金星
2区分:男性(陽)/3区分:活動宮/4区分:風のエレメント
二十四節気:秋分(9月23日〜10月7日頃)・寒露(10月8日〜23日頃)
宿曜:角宿/亢宿/氐宿
品位:土星−高揚/火星−障害/太陽−下降
最輝星:ズベンエシャマリ(β星 3等星)
十二辰:卯
タロット:正義

キーワード

バランス/調和/調停/正義/中立/一対一/契約/結婚/対等/公正/秩序/判断/芸術/昇華/変換/観察/客観/冷静/完全なる美

象意と場所

西/山の傾斜/山腹/風通しの良い場所/屋根裏部屋/衣装箪笥/床の間/美しい場所/応接間/アートギャラリー/ホテルのラウンジ/オープンカフェ/おしゃれな場所

職業

社交性を活かせる仕事/交渉人/カウンセラー/外交官/接客業/コンサルタント/コンパニオン
芸術的な仕事/芸術家/建築家/デザイナー/美容師/エステティシャン/ファッション関係
綺麗にスマートにできる仕事/アクセサリー関係/ブライダル産業/裁判官/弁護士 など

人物

上記の職の人/洗練された人

人体部位と病気

腰/ウエスト/腎臓/臀部/骨盤

淡紅色/ベージュ/紺/マゼンダ/グリーンシャンパンゴールド/パステルカラー/中間色/優雅で柔らかな色合い/明るいくすみカラー

ファッション

全体のバランスを重視。洗練されたデザインと、流行を意識すると良い。異なる要素を上手く組み合わせたり、デザイン性の高いジュエリーをバランス良く取り入れるのも得意。また、天秤座の象意である腰にポイントを持ってくると◎
【スタイル】
コンサバ/ベーシック/エレガント/綺麗めカジュアル/優美で上品な好感度ファッション
【素材】
シルク/サテン/絹/エナメル/宝石/上品な質感のもの/滑らかで光沢感のあるもの
【モチーフ】
天秤/花/蝶/ハート/美しい風景や自然/アート/対照的なデザイン/モノトーン/水彩風の柔らかな柄/小さばドット柄

性質の話

調和のとれた天性のバランサー。
風のエレメントである天秤座の風は、遙か遠くまで吹く長風。遠くまで届く風のように、広く繋がり、どんな環境にもとけこむ適応力がある。
「他者」を通して世界を見るため、他者と自分との位置関係を見極めながら、自身を洗練していく。

天秤座的な生き方

天秤のテーマは「他者との調和」
一人一人、みんな違う「常識」を持つ他者の中で、つりあいをとり、過不足のない状態を保つために、自身はどうあるべきか。
そのアプローチ方法は、天秤によって様々。
だから優柔不断な人も、さっぱりした人も、時に頑固な人もいる。けれど、根本に共通するのは「自分は自分、他者は他者」という意識。
自身と他者を対等に、公平に見て、理解していくことで、天秤は洗練されていく。
そうして、洗練された天秤は、天が人の上にも下にも人を造らず、均衡がとれていることを知っていく。

また、他者が欠かせないため、時に他者の評価を気にしすぎてがんじがらめになってしまうことも。
他者の評価は一意見として大切にしつつも、自身と他者の境界を忘れないこと。
自分と他者のバランスこそ、天秤の強みなのだから。


プラスに働いている時

社交性に富む/愛想が良い/気軽に話せる/客観的/公平/正義感がある/調和を好む/思いやりがある/冷静/柔和/卓越した美的感覚/バランス感覚に優れる/交渉・調停能力に優れる/平和的・協調的な空気を作り出す/上品/秩序を重んじる/感情に流されない

マイナスに働いている時

優柔不断/流されやすい/見栄っ張り/頼り甲斐がない/八方美人/偽善的/依存する/怠け癖がある/労働を嫌う/責任感がない/熱意が弱い/虚弱/潔癖/裏の顔を持つ/世間体ばかりを気にする/贅沢を求め過ぎる/感情を隠す

神話

はるか昔、神々は人と共に地上で暮らしていた。
人々は神を敬い、争いもない平和な日々を送っていた。アストレアもその中のひとり。
正義の女神と呼ばれるアストレアは、人の善と悪を測る天秤を持っていた。その天秤で死者の魂を測り、善より悪が重い魂を冥界に送る役目をしていた。
しかし、人々はとても穏やかに、幸せに暮らし、冥界に送る仕事すらなくなりそうなほど平和だった。

そんなある日、一人の女性が地上に現れる。
女性の名はパンドラと言い、ゼウスにより粘土で作られた者だった。
彼女は一番美しく、知恵や美声を持ち、なにより強い好奇心を与えられた。

パンドラは神々から一つの箱を与えられていた。
神々から絶対に開けてはいけないと言われていたのだが、彼女は好奇心からその箱を開けてしまう。
開けた途端、中から様々な厄災が飛び出し、瞬く間に世界中に広がった。
人々は働くことをやめ、人の物を奪い、争いを始めた。

アストレアの天秤が次々と悪に傾く。
多くの死者の魂を冥界に送らなければならない。
アストレアが役目を果たすべく走り回る中、争いを続ける人々を見限った神々は、次々へと天界へと帰っていった。

地上に一人残っても、人々に正義を訴え続けるアストレア。
しかし、その声は誰にも届かず、アストレアはとうとう地上を見限り、天界に戻ってしまうのだった。

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