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夫、サバティカルタイムを取得する #079

9月から、夫が平日の勤務を1日減らし、週に一度、彼なりのサバティカルタイムを取り始めた。

サバティカルタイムとは、使途用途を決めない休暇のことです。

尾石晴 著『サバティカルタイム』kindle本より

夫は30代後半、仕事柄 多忙で責任も重く、特にこの数年間はただひたすら突っ走ってきた。

一方で、帰宅後や休みの日には、家事をしてくれたり、子どもたちのお世話や面倒もみてくれたりする。

ただ、圧倒的に“自分のための時間”がない状態だった。

取得する前に、夫に「サバティカルタイムを取得して、何をしたいの?」と尋ねてみた。

  • 仕事の中で疑問に思ったことを、もっと深掘りしてみたい

  • 現場の人たちの仕事が楽になるように、AIやDXの活用についてもっと調べたい

  • 今後のキャリアについて考えたい、棚卸しがしたい

  • ゆっくり読書をしたい

などなど、返答が返ってきた。

あと、個人的に面白かったのが「人間活動をしてみたい」という答え。

え? 君は、アーティストだったのか?(元ネタはこちら

夫いわく、「定期的に運動したり、久しぶりにギターを弾いたりしてみたい」とのことだったのだが。お、確かに人間らしい活動。自分の心と身体が喜ぶことをしよう。

家族としては、平日を使って一緒に美術展に行ったりする時間を持てたりるのも、サバティカルタイムの嬉しい効用だった。

人生100年時代――。そう考えると、この30代後半というタイミングで、サバティカルタイムという貴重な時間を取れたのは、大きな幸運だ。

夫の希望を汲んでくださった上司の方や、現場スタッフの方々による甚大な協力と調整に感謝が尽きない。

さて、この空白の時間が、今後 彼の人生にどんな影響をもたらすのか――。

私も隣で見つつ、自分の人生の参考にしていきたい。


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