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自閉スペクトラム症・ADHDの子を持つ保護者の相談支援事業
前回に続き、自閉スペクトラム症・ADHDの子を持つ保護者の相談支援事業の続きになります。
自閉スペクトラム症やADHDのお子さん、学校に適応しづらいと考えられるお子さんが、心をまもり育ちを保障していくためには、子どもが安心できる生活と学習環境を用意する準備が必要になります。
子どもは安心安全で自分らしくいられる場所がある、その環境があってはじめて学習の段階へと入っていきます。学校や社会の中で、「できた」を重ねることが次の活動への意欲につながります。
これらのことから、就学後の環境を事前に最大限に整えておくことは、最重要事項になるのです。長く続く人生の土台でもあり、二次障害の予防とも言えます。
しかし現状では、保護者の立場でどのような動きをとっていけばよいのか、教えてくれる相談機関はありませんでした。
どんなに沢山の情報や制度があっても、保護者として子どもの環境をどのように整えていくかは、ソーシャルワーカーである私も早期からあちこちの研修や相談会、保護者会、同じ立場のお母さんなど、自らアクセスして情報を得ることを心掛けました。加えて、ソーシャルワーカーとしての実践経験があったからこそ、子どもが苦しい状況にあっても状況を整理し、調整し、子どもが健康で元気に過ごし、私自身も実現したいことに向かって取り組めているのだと思っています。
そのような経験も踏まえ、保護者の方に対して相談支援事業を行います。
対象者の方は、年中さんのお子さんを持つ保護者の方。
(年長さんのお子さんを持つお母さんであれば、まずは相談を!)
自閉スペクトラム症・ADHDのお子さんを持つ保護者の方への相談支援事業 ~就学前準備の伴走支援おこないます!~
具体的には6つのステップに分けて考えていきます。
1.私流子育て~未就学児を育てる毎日のリアル~
・子どもと家族の実情を知る
・子どもの特性を把握し言語化する
・子どものなりたい姿を考える(どんなお子さんになってほしいのか)
・母の在り方~母はどのような生活を望むのか 健康状態、働き方など。
2.子どもを透明メガネで見てみる①
・家族から見るこどもの得意と困りごとを整理する
・子どもにどのような支援が必要かを考える
3.子どもを透明メガネで見てみる②
・子どもの姿を知る
・家庭外(保育園・幼稚園)から見える子どもの得意と困りごとを見てみよう
・子どものことを他者に伝える時のポイント
4.Let’s go!
・小学校入学前までの4つのポイント
5.前に進んでいく
・福祉サービス事業所選定のポイント
・子どもと親のためになるサービスとは?
6.新生活へ。これで大丈夫!
・入学式に備えていく
・今までを振り返って
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お問い合わせ先
socialworkofficePolaris
~その人が、その人らしく生きていける社会を目指して~
代表 辻 佳代
連絡先 socialworkoffice.polaris2024@gmail.com
公式SNS https://www.instagram.com/socialworkofficepolaris/