学生トレーナーの集いの現在2023
学生トレーナーの集いとは
今回で26回目開催の『トレーナーになることを目指す学生』が全国から集まり、講演を聞いたり、同じ志を持つ仲間の存在を知り刺激を受ける場です。コロナ禍により中止やオンライン開催が続き4年ぶりの対面での開催となりました。今回はIPU環太平洋大学(岡山県)にて開催です。
白くま隊はこのイベントで何してるの?
白くま隊は出展協賛としてほぼ毎回現地会場にてブースを出展しています。アウトドアスポーツでのトレーナー活動(安全管理・救護)の紹介と学生インターントレーナー募集・実際に使用している備品の紹介をしています。
スポーツチームで実習している学生さんもコンタクトスポーツと言われる怪我の多い競技を担当していないと救護を経験する機会は少ないです。何より大事な安全管理と学校では習うけど実践の場が少ないのがトレーナー教育の実状なので、スポーツイベント全体の安全管理をすることにより『救護が出来るトレーナー』になって欲しいです。
コロナ禍での学生を取り巻く環境の変化
2020年から始まったコロナ禍の時代は教育環境にも大きく影響しました。この春4年生になる学生さんとブースにてお話ししましたが、授業はオンライン・オンデマンドが中心で対面の授業は若干あるのみ、学外の活動はNG、部活動も部内の学生以外との接触はNGとなり経験を積む場が非常に少ないとのことでした。選手を支える事を目指してトレーナーになりたい学生が多いですが関わる場がないということも影響してかトレーナー目指す仲間も減ったそうです。残念ながら今回の参加者もとても少ないです。以前は全国どこで開催してももっと沢山の参加者でした。
アスレティックトレーナー教育があってこその白くま隊
白くま隊はアスレティックトレーナーのチームです。日本でのアスレティックトレーナー教育が土台となっています。共通するカリキュラムによる教育を受けているからこそ、学生インターンも含めて共通の言語で会話することが出来て目指すものも共有しやすいのです。ちょっと変わったアウトドアスポーツをサポートする、その土台は日本のトレーナー教育なのです。
白くま隊が活動の幅を拡げる事がトレーナーの職域を拡大することを目指して活動もしています。教育の成果をどこで何のために使うのか?スポーツチームという狭い世界ではなく社会全体と関わるのがスポーツイベントのサポートです。学内でのアスレティックトレーナー教育の少し先に学外での活動があります。白くま隊に参加している学生さんは学校の内外を行き来しながら成長しています。学外に出るからこそ受けている教育の価値が分かる事もあることでしょう。どちらかだけではなく両立がポイントになります。
新しいことを創り出す力
スポーツ業界でありトレーナー業界は安定した業界ではないです。雇用も収入も職業というには長く続けられるか不安も大きいです。そしてコロナ禍に世の中がガラッと変わる事も今後もあるでしょう。目指すビジョンも大切ですが社会情勢に合わせて行くことも生き残るには大事です。
新しいことを創り出し、文化として残して行くには若い力が必要です。だからこそ学生が経験を積み、仲間を創り、成長していく場を維持したい。そんな気持ちで学生インターンを受け入れています。若者が世の中を変えていくことを応援するような業界でないといけないと思います。だからこそ『どんな環境でも活動出来るトレーナーになろう』これからの時代に必要なこととして白くま隊ではテーマとしています。
ステキな出会いも沢山ありました
ブースに訪れてくれた学生さんの中には事前に白くま隊について調べて質問に来てくれたり、熱心に話しを聞いて学外で活動したいという方、自分がやりたいことを明確に持って伝えてくれる方など 素晴らしい若者達にお会い出来ました。そのエネルギーを持って外部で活動したらよい!!と心から思いました。白くま隊もその気持ち受け止めて新規活動先も拡大せねば!
一緒に活動したい!と興味がある方は個別オンライン面談もしております。
通年学生インターンの募集も3月中締め切りです。是非次はどこかの山で一緒に活動しましょう。