妊孕性のこと③

紆余曲折の末に、骨髄移植を選びましたが
ラスボス的存在【妊孕性】。

本人は現在未婚(15歳以下のこどもです)
将来結婚するのか、子をもちたいのか、
全く見当がつかない。
結婚しなくても子を持つこともできますが。

親としてもショックを受けつつ
一番悩んだのが患児本人にどう説明するかというところ。

本人に話しても今はピンとこないだろう。
そしておそらく本人が悩むのは先の話。
どう話す?いつ、話す?

まずは親が説明を聞きます。
主治医と移植コーディネーターからは妊孕性を失うという話を
主治医からの紹介状を持って訪れた不妊クリニックでは
少し詳しい話を聞き、で、親は理解したものの

これを患児に説明するのは難しい。
生殖医療の前に知らないことが山積み。
どんな反応をするのかも全く予想できない。
一体、どうすれば。

ひとつ、不妊クリニックの医師に言われたのは
先延ばしせず、今、本人に話しましょうとのこと。
実際に直面するのは先だけれども、

もし本人がこのことを知らずに成長したら
「なぜ今まで言ってくれなかったの」と不信感を抱きますと。

もし、親だけで説明できる自信がなかったら
主治医でも、不妊治療医、移植コーディネーター等の
医療職が説明することもできるし
親が子に説明する際に同席することもできます、とのこと。

親が同席して主治医から話してもらうこととしました。

抗がん剤治療で、体調が悪い日も
機嫌が悪い日もある中で、

体調のよさそうな日を選んで本人も交えて話すことになりました。

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