Old MTBで行く。関東一の長距離林道「御荷鉾スーパー林道」 前編
2023年10月6日
前日のウチにMTBを車に積み込み深夜3時に青梅を出発。朝の5時に群馬県の神流湖、下久保ダム駐車場へ到着。
真っ暗な湖畔の駐車場は恐ろしく、明るくなるまで待機してから着替える。
MTBをセッティングして軽食を済ませていたら結局出発は6:30に。
神流湖から国道462号へ一旦出て御荷鉾スーパー林道の起点を目指す。
10月に入り一気に気温が下がったと感じたが、この日はそれほどの寒さも感じず長袖ジャージにショートビブ。
10分ほどで林道起点に到着。ここから関東一の長さを誇るスーパー林道のスタート。
人の気配のない早朝の林道はいかにも熊が出そうで怖い。サイクルジャージの上に装着したトレランザックにはJBLのBluetoothスピーカーを仕込んだ。
早速爆笑問題カーボーイを音量を上げて流す。
自転車は静かな乗り物で且つ移動速度が速いので動物との接触のリスクが高い。
鈴やポッドキャストで警戒しつつ、もちろん熊スプレーも携帯して注意しながら進んでいく。
序盤はひたすらに登っていく。
もちろん林道のトンネルに灯りなどない。怖い。
怖いとか恐ろしいとばかり言っているなら行かなきゃ良いだろと思うかもしれないが、この感覚は林道ライドの醍醐味でもある。
そして感情が揺さぶられる方が記憶が定着しやすいと思う。
なぜか林道の標識を見つけると嬉しい。ドラクエの小さなメダルをゲットしたのに似た感覚を覚えるのは私だけか。
なんとここも関東ふれあいの道の一部。こういう看板もちょっとした楽しみ。
御荷鉾スーパー林道には支線となる林道がいくつもある様で、それぞれのコースも合わせると膨大な林道となる。
この標識にある鬼石町は合併して、今はこの名はないそう。
ところでこの「御荷鉾山(みかぼやま)」。読み方を覚えるのに苦労した。
覚えては忘れて調べてを繰り返してようやく覚えた。西と東とオドケ山の三峰があるんだと。
ふむふむそうなのか、なんてやって写真撮ったりしてるから一向に進まない。
ここまで登ってきて結構暑くなったと思ったが案外上の方は気温が低く日陰は寒い。
アップダウンを繰り返しながら支線との分岐を超えていく。
朝の鋭角な日差しが作る木漏れ日は林道に綺麗な模様を作る。
時折開けた場所に出ると、そこからは奥秩父山塊を見渡すことができる。
自転車だと車やバイクでは通り過ぎやすい景色にも気づけるのが良い。
愛宕山線の分岐まで来てフレームバッグに入れたおにぎりを一つ食べることに。やはり自転車は腹が減る。
東御荷鉾線との合流地点は投げ石峠となる。ここでこの日初めてのバイクの方と遭遇。ここまでひとっ子1人合わず。
ちなみに東御荷鉾線はダートでGoogleマップにも乗っていない。
投げ石峠から程なく進むと見覚えのあるものが。「大鉾」だ。
ブログでエクスカリバーなんて呼ばれてたが、エクスカリバーは刺さってるやつだからちょっと違うな。
この地を守る不動尊の為に大鉾は作られたそう。
そして大鉾付近が西御荷鉾山登山口となる。大きな駐車場もある。
大鉾から塩沢峠を目指しまだまだ進んでいく。
秋葉峠を越え古峠を越える。
一旦開けるこの先が塩沢峠。
雲取山も見える。
ここで10:00。3時間半ほど。ここからが御荷鉾スーパー林道の核心に。
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