Old MTBで行く。関東一の長距離林道 「御荷鉾スーパー林道」 後編
神流湖から塩沢峠へとやって来た。
程なく県道とスーパー林道の分かれ道となる。
この分岐から先がスーパー林道の核心地域と言っても良いだろう。
道は舗装路からグラベルに。
振り返ると綺麗な御荷鉾三山。
ここまで舗装路を結構登ってきたのでグラベルは平地になるかと思っていたが、予想以上に登って行くじゃないか涙
画像ではわかりにくいかもしれないが結構ガレていて更に登るので走りづらい。
が、雰囲気は最高。
そしてかなり風が強く吹いて寒い。
熊よけのスピーカーから流れるポッドキャストがかき消されるほどの風音が不安な気持ちを煽る。
みかぼ森林公園のガレたグラベルをえっほえっほと登った先に管理事務所が。
ここにトイレがあるぽいが閉まっていて誰もいない。
というか誰もいない。
至るところに熊出没注意があるのでこの辺は余程熊が出るのかと感じていると。
「この公園には熊の親子が住んでいます。」
という張り紙が。(写真撮り忘れました)
この張り紙には引いた。
一気に恐怖感が増す。
なんとも写真では伝わらないが、この辺はいかにも熊が出そうな雰囲気が漂っている。
林道の周りを熊笹が生い茂りいつ飛び出してきてもおかしくないといった感じだ。
ついでに風も吹いて寒いしとっとと退散だ。
事務所から先もまだ登りが続く。
もうグラベルやだーと思っていると。
やっと舗装路に出た!
と、思いきやまたグラベルという。
行く前にはグラベルだったのこれだけか〜なんて思っていたが、実際に走ると舗装路の方がありがたい。
とかなんとか言いながら写真は撮りながら尚も進むしかない。
スーパー林道のグラベルを満喫してもうお腹いっぱい気味だ。
今日ここまでなんと2台の車とすれ違った。しかも一台は普通の軽乗用車だ。確実にシャーシを擦っているはずだ。
もの好きもいるもんだなぁなんて感心してしまう。(お前もだろ)
森林公園から大分きたところで見たことのあるところへ。
かの有名な林道崩落地点だ。思ってたのと違って北西方面が見渡せる様だ。
遠方には浅間山まで見ることが出来る。
最高に良い天気だ。(強風が吹いてますが)
崩落地点の八倉峠を下ると有名な展望台が見えてくる。
展望台への坂は自転車にはキツイ激坂だった。
ここにこんな立派な展望台を作ってくれた人に感謝。
奥秩父山塊の素晴らしい景色が広がっている。
ここからは両神山はもちろん奥多摩や秩父の武甲山、甲武信ケ岳、雁坂嶺、大弛峠、金峰山が見渡せる。
この日は天気に恵まれ全て肉眼で確認できた。
御荷鉾スーパー林道はバイクの方が多くこの日は自転車は一台もすれ違わなかったが、自分の足でここまで来ると中々の達成感がある。
展望台で軽食を済ませ今回は林道住居附線から299へと下ることに。
本当は全線走破したかったが終点まで行くと山の反対側へと降りてしまう為。
スーパー林道から一気に降ってあっという間に299号へと着いた。
ホントにスーパー林道は常に高い位置を走っていたのが気温でわかるほどだ。
下った地点から車のある神流湖までちょうど30キロほど。
神流湖までは交通量も少なく快走で1.5時間ほどで到着。
ほとんど人とすれ違うことのない山の中を、朝から走り続ける1日を満喫することができた。
グラベルロードとも迷ったがMTBで正解の様だ。
今年は熊の出没も多くてMTBでの林道遊びに不安がつきまとうがこれはやめられない。