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乳がん罹患者向けスキンケア・メーク冊子「旅も美容も楽しんで」
こんにちは、「POLA サステナビリティ公式note」です。
突然ですが、「ピンクリボン運動」をご存じですか?
1980年代、アメリカの乳がんで亡くなられた患者さんの家族が「このような悲劇が繰り返されないように」と、願いを込めて作ったリボンからスタートした乳がんの啓蒙運動です。
今回、ポーラでホテル用アメニティなどを取り扱っているBtoB事業部が中心となり、乳がんに罹患された方のためのスキンケア・メーク冊子を制作。「ピンクリボンのお宿ネットワーク」に加盟している全国100か所以上の宿泊施設に無料で配布しまています。
ピンクリボンのお宿ネットワークとは?
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「ピンクリボンのお宿ネットワーク」とは、乳がんを患い、手術を受けて回復の道を歩みながらも、術後の痕を気にして旅をあきらめてしまう方たちをサポートするネットワークです。乳がん手術後も、もう一度旅に出かけてもらい、心ゆくまで旅館・ホテルでの入浴などを楽しんでほしいという目的で2012年7月に設立されました。
全国の病院・看護団体と、旅館・ホテルが連携し、乳がん治療を受けた方々の旅をさまざまな方法でサポートしています。ポーラは2021年にピンクリボンのお宿ネットワークへ会員登録をしました。
ピンクリボンのお宿ネットワークは誰もが旅を楽しめる環境づくりを目指し、シンポジウムや勉強会、冊子などを通じて社会へ啓発の輪を広げています。
ピンクリボンのお宿ネットワーク
https://www.ribbon-yadonet.jp/about/
乳がん罹患者のためのスキンケア・メーク冊子をご紹介
冊子に込めた想いと、こだわりの表紙デザイン
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「旅も美容も自分らしく、心から楽しんでほしい。」冊子はそんな想いから生まれました。
こだわりは表紙のデザイン。旅や美容のわくわく感を表現するため、親しみやすくポップなイメージにしています。
旅先で冊子を手に取った方が「自分らしい美しさ」に磨きをかけて、お宿で過ごす時間や、明日の予定がさらに心躍るものになるようサポートしたい。そんな担当者の熱い想いが込められたデザインです。
旅先でもっとスキンケアとメークを楽しめるように
冊子のこだわりポイント【スキンケア編】
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以前よりも肌が乾燥しやすくなった、デリケートに傾きやすくなった… その肌変化は顔だけではなく、体や爪周りなどにも起こることもあります。 スキンケア編は肌変化への対処法を、イラスト付きでわかりやすく解説しているのが特長です。 こちらはお宿で手に取っていただくことが前提の冊子。誰でも簡単に入浴中にできるボディケアのポイントや、お宿のアメニティでトライできる美容法を紹介しています。旅先で自分の肌にじっくり向き合い、スキンケアを楽しんでもらえたら…きっとお宿で過ごす時間が、より豊かなものになるはずです。
冊子のこだわりポイント【メーク編】
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旅先でのスキンケアを心から楽しめたら、きっと翌日のメークのりも良くなっているはず。
メーク編では「元気になれるメーク」をテーマに、基本テクニックから注意すべきポイントまで掲載しています。
眉毛が薄い場合のアイブロウの描き方や、イキイキとした血色感を出すコツなどを、イラストともに丁寧に解説しているのが特長です。
メークをしている時間をもっと楽しく、さらに旅先での一日がより豊かな時間になるようサポートしたい!そんな想いが詰まっています。
「目の前を救いたい」ポーラの想いとは
We Care More~世界を変える、心づかいを~
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ポーラの2029年へ向けたビジョンは、「We Care More.~世界を変える、心づかいを。~」です。
ポーラの創業は「目の前を救いたい」(=ケアしたい)という想いからすべてがはじまっています。
「生活苦で手が荒れてしまった妻の手を治したい」。創業者の鈴木忍が目の前にいる妻のためだけに、独学でハンドクリームを作ったのがポーラのはじまりです。私たちに根付いた「ケア」の想いが、今回の取り組みにつながっています。
<外部リンク>We Care Moreについてはこちら
https://www.pola.co.jp/wecaremore/
がん共生プログロム
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さらに、ポーラは2018年4月より、がんに罹患したポーラで働く仲間が仕事をあきらめることなく「就労と治療」の両立を実現できるよう「がん共生プログラム」をスタートしています。
そのような環境下のため、ポーラではがん罹患者へ「ケア」の手を差し伸べたいという想いが育まれており、ピンクリボンのお宿ネットワークの加盟も社内で共感度が高い出来事でした。
<内部リンク>がん共生プログラムとは
https://note.com/pola_inc/n/n5b7003f6db63
【乳がん罹患者向けのスキンケア・メーク冊子】担当者の想い
担当者の想いと背景
ピンクリボンのお宿ネットワークへの参画から冊子制作の中心となったのは、1人のポーラBtoB事業部の社員です。We Care More.やがん共生プログラムへの賛同から、「ピンクリボンのお宿ネットワーク活動」にも強く共感しました。
「乳がん罹患者が旅を心から楽しめるようサポートしたい。」
「相手の立場だったら、何をしてもらったら嬉しいと感じるだろう?」
「自分が相手にできることは何だろう?」
相手を心からケアしたい、役に立ちたい、そんな想いがすべての原動力でした。
つながっていく共感の輪
「社内のノウハウをつなげて、形にできないか?」と考え、さまざま部署に自身の想いとともに協力者を募ったのです。
すると、部署の違う接点のない社員同士が、想いに共感して次々と協力者になっていきました。社内で共感の輪がどんどん広がって、乳がん罹患者向けの冊子の実現を大きく動かしたのです。
We Care Moreの想いをこめて、直接お手渡し
「この冊子は、1人では作れなかった」と担当者は言います。
「目の前の誰かをケアしたい」というポーラの創業ストーリーともリンクする想いは、社員同士の心をつなぎ、大きなプロジェクトに発展しました。
この冊子は全国100件以上のピンクリボンのお宿ネットワーク加盟宿に、BtoB事業部社員が宅急便を使わずに訪問配布をしました。効率的ではないかもしれない。ただ「冊子に込めた想いを直接伝えながら、それぞれの旅館へお手渡ししたい。」そんな想いを込めてお手渡ししています。
今後のWe Care More.活動
「乳がん罹患者向けスキンケア・メーク冊子」のプロジェクトは、想いを乗せた冊子が一人でも多くの方の手に渡り、旅も美容もより豊かな時間になるよう今後も継続していきます。
また、今後もポーラが人や社会、地域に寄り添えること、ケアできることを取り組み続けていきます。We Care Moreのマインドは、ポーラのなかに脈々と流れ続ける不変の想いです。
出店・引用元:
ポーラ、乳がん罹患者のためのスキンケア・メークのアドバイス冊子を制作 (pola.co.jp)