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ポーラの幸せ研究

こんにちは、「POLAサステナビリティ公式note」です。
みなさんはポーラの中に「幸せ研究所」というものがあるのをご存じでしょうか。これまでも、このnoteで幸せを拡げる「SHIAWASEメーク」や「幸せにつながる入浴ルーティン5か条」といった研究成果などについてご紹介してきました。

過去の幸せ研究に関する記事は、こちらからご覧いただけます。

幸せ研究所には、大阪支部、静岡支部をはじめ全国6つの支部があります。そこでは日々、営業部門で業務をする傍ら、研究員(兼務)が自分たち自らの働く幸せを考え、試行錯誤しながら実践しています。今回はそんな「支部」での取り組みの一部をご紹介します。

幸せとか、仕事に求めていない?! 逆風の中のスタート

全国初の支部は大阪で22年に誕生した。ポーラに幸せ研究所ができたのを知り、「幸せ研究って何?」と思った星子梨香研究員(大阪支部)。及川研究所長(ポーラ代表取締役社長)が来阪した際、たまたまそれを伝えたところ、大阪支部の立ち上げの話が持ち上がった。

「何をしたらいいか、イメージもつかない」と思ったものの、星子研究員中心に営業部門のメンバー10人を巻き込んで取り組みをスタートした。メンバー10人で約150の店舗の営業支援をする業務の中、幸せに働くってどういうことなんだろう、と考え始めた。

どんなチームで働きたいか?どうやったら自分も仲間も幸せに働けるか?
それを解き明かし、およそ150ある地域の店舗のスタッフらの幸せにもつなげられたらと考え、メンバーに伝えた。しかし、「幸せとか、仕事に求めてない」「考えたことがない」・・・。反応は、必ずしも芳しいものばかりではなかった。

ディスカッションする大阪支部の研究員

メンバー全員に幸福度診断をしてもらい、毎月3回のミーティングの中で「幸せタイム」(20-30分)を取ってもらった。そして、幸せに働くことについて議論したり、幸せに働くためにメンバーがこだわりたいことを決めて定期的に進捗を確認しあったりすることで、お互いを知り合い、個性や強みを生かしあうチーム作りを目指した。

一緒に働くメンバー同士がどんな思いで働いているのか、何に幸せを感じるのか。表面的ではない本音や価値観を全員が表現するようになった。

お互いのことをより知っていく中で、半年もたたない間に自然と助け合いや協力、一人ひとりが率先してやる雰囲気になっていった。

幸せ研究から生まれたチームワーク

現在は、大阪府内の店舗で定期的に「幸せワークショップ」を、店舗スタッフ向けにも開催している。星子研究員は「常にチームが進化する方法を前向きに考え、積極的にチャレンジしたり、応援しあえたりする環境に変わった」と、変化を話す。

「こうあるべき」に縛られなくていい。幸せに働けていればいい。

「このままではダメだ」「幸せってなんだっけ?」静岡支部の八木久美研究員は、悩んでいた。

コロナ禍を経て、自分も同僚たちも「仕事が前より楽しくない」と感じるようになっていた。要因は様々あったが、メンバーも地域にあるおよそ90の店舗の中に、仕事への情熱や挑戦のエネルギーが以前より弱まり、達成感が感じられなくなっているのが気になっていた。

ショップのスタッフも含め幸せについて研究

研究所長に幸せ研究に興味があることを伝えたことで、幸せ研究所の静岡支部の立ち上げにこぎつけた。幸福学について学ぶことが楽しくて、次第に八木研究員は「幸せはコントロールできる」と知った。そして、自分自身も幸せを意識する日々の中で、前より楽しく幸せであることに気づいた。

23年7月からメンバー10人全員で、毎月「チームにとって幸せとは?」などのテーマで議論がスタート。

長年一緒に働いてきたメンバーばかり。回を重ねるごとに、チーム内の雰囲気が良くなったものの、だんだん「仲良しグループ」のようなチームになっていった。

仲良く「ゆる~く」仕事をしたいわけではない。「幸せ」というテーマをやめて「静岡の5年後を考えよう」をテーマに変えた。すると、次世代のためにできることなど、今できる事の延長でなく、未来に向けてのことが議論できるようになった。

八木研究員は「自分も含め、職場の仲間たちが受け身ではなく、能動的に仕事に取り組み、挑戦できるようになった」という。

静岡県内の店舗でも「幸せ座談会」と題した、店内スタッフ向けの講習の時間を設けた。回を重ねていくうちに、これまで、「あるべき論」で仕事をしていたが、生き生きと幸せに働ければ、ひとりひとりの「ありたい」が引き出される。対話が増えることで、チームの関係性も向上したと思います。

ショップに出向いての、幸せ座談会の様子

八木研究員は、「私は白馬にのった王子様ではない」と周囲にいつも伝えている。幸せにつながる、「つながり」を作り、幸せに働いていけるきっかけや場を作ることはできても、幸せを作っていくのは、一人ひとりの行動次第。それに気づいて幸せに近づくメンバー、店舗が増えてほしい。と語ります。

静岡でも幸せ研究から生まれたつながり

全国に続々と支部が誕生

今日ご紹介した大阪、静岡の両支部以外にも、仙台支部ではシニアの幸せに関するワークショップを行ったり、明石支部ではハンドトリートメントを通した幸せづくりに取り組んだりするなどしています。また、宮崎や京都でも支部が立ち上がり、幸せの輪は広がっています。

おわりに

ポーラの従業員、店舗スタッフの幸せが、お客さまはもとより、周りにいる家族や友達など「波紋」のように広がっていけば。そんな思いで、これからも全国の支部は取り組みを続けます!また面白い取り組みなどがあれば、ご紹介いたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!!