“誰が袖”つながりで明治時代の考案の袖を
サントリー美術館で観た「誰が袖図屏風」つながりで、明治時代に生まれた考案の袖を選びました。
グリーンの糸のとこは袖の表面で、ピンクのとこは裏面に当たります。考案の文章を何度読んでも今ひとつ構造を理解できませんが、袖の裏面に編み飾りを施すという考案みたいです。
見えないところのお洒落? 着る人の涼しさ? 仕立てやすさ?
実用新案の権利を得ようと考えたくらいですから、この考案は多くの人に普及しそうだと思ったのでしょうし、大量生産を目論んだのでしょう。
単に袖の裏地にこんな編み飾りがあったら素敵です。この図面の手書き感に心惹かれてしまいました。
【使用した文献】
文献番号:第9216号
名称:袖
出願日:明治40年11月13日
登録日:明治41年6月9日
住所:京都市下京区
【データベース】
特許情報プラットフォーム
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