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メンションに敬称をつけるかどうか日本中で統一しろ

つけない俺が失礼みたいになるだろ

この記事を書いている人

pokopan_black
年中テレワーク人間。会社の基幹システムがころころ変わるのでおそらく猫がシステム管理部を支配している。部長はたぶん白黒のハチワレ。

・・・

メンションとは

PCのコミュニケーションツールといえばMicrosoft TeamsやSlackなどが有名であるが、スマホには驚異的な普及率の最強アプリLINEがあるためグループでチャットを行う機会は人生で少なからずあるだろう。

家族や友人間で利用する分には意識する機会がないが、先輩や上司が含まれるグループにおいて問題になるのがこの「メンションに敬称をつけるかつけないか問題」だ。

念のため説明を入れておくとメンションとは、複数の人間が含まれるグループにおいて、連絡したい特定の相手を指定してメッセージを送る機能である。

@山田 太郎
ボボボーボ・ボーボボの最強キャラといえば魚雷ガールだよね。

メンションの例。@以降の宛名はアカウント名がそのまま表示され変更できないケースが多い。

グループに参加している全員が見れるため匿名性や秘匿性は全くないが、大人数が参加しているグループにおいて特定の人間にリアクションを貰いたい場合は有効な機能だ。

このメンション機能において、たまにこのような書き方をする人間を見かける。

@山田 太郎 
魚雷ガールの件、承知致しました。

名前の後ろに敬称をつけるメンションの例

この文章だけを見ると違和感が無いが、チャットツールにおいてこの「山田 太郎」という文言は対象者を選択した際に自動で挿入されるケースが多い。

つまり、この「様」という文字は、メンションの機能によって名前が自動入力された後、わざわざ敬称を打ち込んでいるのだ。

メールのやり取りにおいては敬称を付けるのが一般的であるが、はたしてチャットツールにおいてこの行為に意味はあるのだろうか。

つけるべきか否か

個人的な意見でいえば答えは断然NOである。理由はメンションという行為があくまでもチャットツールの1機能であり、特定の相手に連絡を取るための手段にすぎないと思うからだ。

メールにおいて連絡したい相手を指定する方法は1つしかない。それは名前を書くことではなく、メールアドレスを指定することだ。

メールアドレスを指定するという行為は相手に連絡を送るための必要な手段にすぎず、わざわざアドレスに様をつける変わり者はいないだろう。

つまり、メンションとはメールでいう宛先にメールアドレスを指定する行為にすぎず、敬称をつけるようなものではないというのが私の主張だ。

そのため、どうしても敬称をつけたいのであれば以下のように表記するべきだと考える。

@山田 太郎
営業部 山田 様
pokopan_blackです。
いつもお世話になっております。
昨日お電話した件で…

メンションで敬称をつける際の例。(pokopan_black案)

また、私がこの意見に至ったのにはメンションのとある仕様が関係している。

最初のメンション例に注記した通り、メンションする際の名前はアカウント名がそのまま表示され、変更できないケースが多い。

チャットツールを仕事で使う場合、アカウント名を本名とすることが義務付けられているパターンが多いが、中にはニックネームなどで登録することを許容している企業もあるだろう。

そのため、対象者のアカウント名によっては以下のような表記になってしまう可能性がある。

@山田 太郎 
@田中 次郎
 様
@(ネタバレ注意)魚雷ガールの父は地雷ダンディ 

昨日ご指摘いただいた表記ミスの件、修正いたしましたので再度MTG可能でしょうか?

こんな奴に敬称つける意味ある?

敬称を付けるというのは相手と適切な距離感を保ち、人間関係を構築または維持するための行為である。

チャットツールで使用しているアカウント名がたまたま本名であるため敬称を省くことに抵抗が生まれてしまうが、相手の名前がふざけていてはそもそもの前提が成り立っていない。

また、チャットツールというメールより手軽でスピード感のあるコミュニケーション方法を選んでいながら、メールのような堅苦しく時間のかかる表現方法を用いていては本末転倒だ。

AIにジリジリと背中を焼かれ、走り続けなければ職を失う恐怖と戦い続ける現代人において無駄な作業は極力省くべきだ。

これらの理由から、私はメンションへの敬称は不要と考える。

・・・

あとがき

最初の2行に伝えたいことの全てが詰まっているので相変わらずXで十分なのだが、細かな説明をつけるだけで案外文字数を稼ぐことができた。

また、この記事を4月中にアップロードするつもりが、GWの3連休が徹夜のオーバークックとその回復のための睡眠だけでほとんど消し飛んでしまったので5/1の0時過ぎに残業してこれを仕上げている。

眠い目をこすりながら無理やり書いているため最後のオチが決まらず、このままでは眠れそうにないため今一番伝えるべきことを書いて今回の締めとする。

みんなもやろう、オーバークック

それでは、また。

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