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文庫化したら世界が滅びる小説が、文庫化したので世界滅びさす ⑤

難しい回で感想が遅くなりました。

5章を読みます。
前回の初見感想はこちら⇩をご覧ください。


幼妻レメディオスとアウレリャノ(ヘタレ次男)の
ハッピー結婚ライフが始まったところからです。

ロリコン男には勿体無いくらい出来た幼妻で、ピラルテルネラ
(エッチなオバハン)との間に出来ちゃった子は自分の子供として育てるらしい。なんて心が広いんだ・・・
レメディオスだけが、この世の善で癒しだよ・・・

そして同日に行われるはずだったレベーカ(土食い女)とピエトロ(イケメン)の結婚式は・・・何者かによる嘘の手紙のせいで、中止となる!!

結局、犯人は分からず終いだが・・・・

一体誰ランタの仕業なんだアマねぇ・・・

結婚式の時に世話になった神父に、マコンド村に宗教という概念が
無いことがバレ、ドン引きされる。本当にめちゃくちゃだからな。

チョコレートを飲むと浮くというTikTokでバズりそうな小技を魅せ
村人から教会を建てる金をカンパしてもらうことに成功する神父。

何者かにより延期となってしまった、レベーカ(土食い女)の結婚式について
アマランタ(三女)より

「レベーカは幸せ者ね」
私「????」
「あんたの結婚式が教会びらきになるってことよ」

私「???????!!!!!!???」


教会完成まで10年くらいかかりそうな状況に、盛大な嫌味をかますアマランタ。
京都人もびっくりのテクニック。絶対にレスバしたくない。

二人の結婚式が中止になるように陰湿な邪魔をするアマランタ。
もう毒殺したろかと、用意する勢いだったが
ある事件により、レベーカとピエトロの結婚は、無期限で中止になる。

そう、レメディオス(幼妻)の死によって!

お前が死ぬんかい。なんで私の推しばかり死ぬんですか・・・
この小説の脱落の原因ここじゃないですか?

しかもお腹に双子もいたのに。とほほ・・・・
アマランタは毒殺していないようだが、毎日死ね〜〜〜!!!と神に
願っていたので自分の呪いが誤爆したのではないかと良心の呵責に苛まれる。

ほんまにここは謎のまま終わった。

そんなこんなで次の結婚式の段取りなどハッピーな話題は、大不謹慎。
年中喪中となり、喪服を身につけ、どんより悲しく暮らすホアブ家の人たち。

このよどんだ空気を変えてくれ・・・・!
魔でも・・・

そんなある日家に、突然あの男が訪ねてくる。

ホセ・アルカディオ(長男)

ちんちんデカ男じゃーん!元気してた?

世界中を旅して、刺青バリバリの筋肉ムキムキマッチョパリピ男になって、
無一文で戻ってきたらしい。序盤にいたキャラが戻ってくるの懐かしいな。
登場人物多くて忘れてた。

母親のウルスラは喜んでいるけど、急な長男の出戻りに、
三女アマランタは無視。出生の秘密を知らんアルカディオも嫌悪感丸出し
(お前の本当の父親や!!)アウレリャノ(次男)もまじで兄貴なん?と
動揺して暮らし始める中、
レベーカがホセ・アルカディオに一目惚れしてしまう

えぇ〜〜甘いマスクのピエトロとは、タイプ真逆やん。
甘いのとしょっぱいので無限に食えるってやかましいわ。

獣のように合体し、数日で即結婚。数年婚約していたのにポッと出の
出戻り男による、急なNTR宣言に泣くピエトロ。私は笑顔。

恋のライバルが急に退場し、傷心のピエトロに対しアマランタ(三女)が
どしたん、話聞こか、それはレベーカが悪いね。じゃ挿れるね・・・(籍)
と、まさかのこの二人がくっつくという・・・・(呪った甲斐があったね)
マコンドの無秩序ぶり。

ここらで村の恋愛編が一旦まとまり、私が読むスピードが遅くなった理由。
それは戦争編が始まり、マコンドでも選挙やら派閥やらの政治で
話がややこしくなってきたからです!!
ややこしいのは名前だけではなかったのです!!

今まで、そんな言うほど読みづらいかぁ〜?と、積読ランカーにいるのを
不思議がっていましたが、ここで確変が入りました。
序盤と恋愛編はまだ読みやすいほうだったのだと。

私はまだディズニーランドに着いていなかったのです。
舞浜駅のイクスピアリをディズニーランドだと思っていて、振り向いた時の
あの衝撃を思い出しました。

当時のアウレリャノは保守派と自由党の区別もろくにつかなかったので舅はおおよそのことを説明してやった。

私にも説明してほしい。私には政治がわからぬ。
ほらを吹き、猫と遊んで暮らしてきた。

くそ・・・でもここをなんとなくで読み進めちゃうと、きっと物語に入って
いけないから頑張ってまとめながら読むぞ。

自由党保守党に分かれて戦争が勃発しそうな世界線なんだな。

自由党は、民事婚と離婚の制度を取り入れ、庶子(正妻じゃない子)にも嫡出子と同一の権利を認め、連邦軍に国を分断することを主張していて全体的に
権力なんか糞食らえ、俺たちは俺たちで自由に法律を作ったらぁよって感じで

保守党は、神から権威を預かった秩序と伝統を守るべき!国を分断に断固反対。
頭カチカチ派の与党なんだな。

アウレリャノは唯一の子供が庶子(正妻じゃない子)なので、なんとなく
自由党の思想って今よりいい気がするなぁ〜と思っていたが、
故)幼妻レメディオスの父親モスコテは、そもそも国から派遣されてマコンドの
新村長をやっていたバリバリの保守党だったため、レメディオス亡き後も
親交のある舅モスコテと同じ保守党に一応、属する感じになっていた。

が、アウレリャノは、舅モスコテが村人から集めた選挙用紙を
保守党が有利になるよう

票をすり替えているのを見せられてしまう!!

インチキおじさん登場!!


(わざと不正を見せて、娘婿だから裏切れないのを利用する気だ!!)

その他、村人に自由党の悪い噂を印象操作をしている現場も見てしまう。
アウレリャノは真面目で融通聞かんからアカンて。

マコンド村の若者たちはパリピで自由党支持者だったため(そんな感じはする)
アウレリャノの心中を察し、自由党の過激派のアジトに連れて行かれる。

急に政治系の真っ赤な話になってきた、さっきまでちんちんでか男が
放屁で花とか枯らしていたのに。温度差で風邪ひきそう。

自由党は自由党で保守党のやつ全員ぶち殺す(故)幼妻レメディオスの
父親モスコテとその家族含む)と過激なことを言うので、どっちも自分は
嫌やと、ヘタレている間に戦争が始まってしまう。

保守党に殺されまくるマコンドの住人や自由党の過激派たち。
チョコレートを飲むと浮くというTikTokでバズりそうな小技を魅せ
村人から教会を建てる金をカンパしてもらうことに成功させた神父も
保守党をびっくりさせたと言う罪で殺される。こいつはなんなの。

保守党に制圧され、逆らうものは銃殺される恐怖政治二週間目、
突如勃発した革命軍、マコンドの若者21人により、作戦もなしに
武器を奪い、制圧していた保守党兵隊を銃殺。ウォー!いいぞ!

家の中で、震える保守派の新村長の、舅モスコテに

革命軍のリーダーが声をかける。
その正体は・・・

さっきの夜9時まで、一緒に部屋でドミノやってた
(故)幼妻レメディオスの娘婿 

アウレリャノ

だった。

かっけ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!

ヘタレかと思っていたけど、お前もホセ・アルカディオ・ブエンディアの血を
引いているんだな。
難しいからって読み飛ばさなくてよかった。この衝撃が薄れるもんな。

家系図の上、三分の一がはっきりした感じですね。
頑張って読み進めたのですが、もっと読み込まないと、勘違いしている箇所とか
よくわからん箇所もありそうだな。

はぁ・・・はぁ・・・8月になっちまった。

世界、そろそろ滅びているかも。
蝉も鳴いてないし。

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