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文庫化したら世界が滅びる小説が、文庫化したので世界滅びさす ④

4章を読みます。
前回の初見感想はこちら⇩をご覧ください。

ホアブ家で、増築記念ホームパーティを開催することに!
というのは、表向き。
実際は、年頃になった末娘アマランタとレベーカ(土食う子)のお婿さんを探す、
忖度だらけの癒着パーティー!
妻アルスラ主催の、バチェロレッテ🌹を開催する予定だった。
急に俗っぽくて読み易い章だな。

パーティーを華やかにするために自動ピアノを購入し、その調整に雇われた、
天使にまがう美青年ピエトロ(作画、萩尾望都)と、
こっそり良い感じになるレベーカ。
番組スタッフとカップリングすな。

パーティーが終わってからもラブレター交換の清い交際が始まる。
まぁ、いいんじゃない。働いてるし。
紳士だし、まともなカップルなら私は応援しますよ。

まともなら…!
一方その頃、

村長の末娘(おそらく7歳くらい)レメディオスに一目惚れした
アウレリャノ(ホアブ家の次男)も恋煩いで、とち狂い始めます

家の窓の奥、父親の事務室に、レメディオスの姿を探すアウレリャノ、
午後二時の睡魔を誘う風の中にレメディオス・・・
明け方のパンの匂いに漂うレメディオス・・・
こんなとこにいるはずもないのに・・・・

しかもレメディオスとは歳の差の他にも、父親同士が村長選での仇。
とても恋をしていい相手ではなく、アウレリャノは

髭男のPretenderの歌詞が刺さる状態になってしまったのです。


(ピンと来ない人はポルノのアゲハ蝶を聞いてください。)

レベーカもピエトロからのラブレターを待つ日々。
郵便が届くのに2週間かかるのに、今回は早めに着いてるかも!?
と期待し、夕方になるとソワソワするレベーカ。

駿河屋で買った中古同人誌の到着を待つ私かよ。(哀れ)
買った翌々日には届かないって頭ではわかってるのに、心が郵便受けを
見ちゃうんだよね。

そんな文通の中、急にピエトロからの手紙が届かない事態が発生!!
取り乱し、泣き叫び土食いまくり、家族に心配をかけるレベーカ。
駿河屋で買った中古同人誌がご用意されなかった私かよ。(哀れ)

そんなこんなで秘密の文通が家族にバレ、大揉めのホアブ家

そしてアウレリャノも思い詰めすぎ、夜更けに女性の家を訪ねる
その女の中は・・・

ピラル・テルネラ!
(長男との間に子供を作ったエッチなお姉さん)

※もうあの時の子供がデカくなってるので 今はエッチな熟女!

「あんたと寝にきたんだ」と、彼は言った。

はぁ〜??

レメディオスとの恋が叶わないからって、兄弟で同じ女を抱きますかね。

優しく相手をしてくれたピラル・テルネラに、恋煩いを話してしまったところ
私に任せて!と謎の太鼓判を押されるアウレリャノ。嫌な予感しかしない。

そしてなんと末妹のアマランタも恋煩いにかかる。
なんでそんなドミノみたいに・・・

その相手の名前は、

美青年ピエトロ!!


それ、レベーカの相手やんけ!!!
義理とはいえ、姉妹同然で育ってきた姉と同じ相手を好きになっていた
アマランタ。それは病む。きっと鍵垢も作ってるだろう。

兄弟で同じ女を抱き、姉妹で同じ男に惚れる。地獄のデスゲームが
始まってしまったのです。

そんな中、幼女レメディオスが結婚をO Kしたとの返事が。
そんなわけねーだろ、と誰もが思いつつ、両家でご挨拶をし、
上の年頃の娘じゃなくて??この子??
まだ、おねしょしてるんですけど・・・・にもめげず
なんやかんやで、婚約。じゃあレベーカとピエトロも
認めるしかないよね、と一件落着。

アマランタだけ、レベーカが結婚できるとしたら、自分が死んだ時だ。
と恐い思想を貫いていた。

いらんことしそ〜〜〜〜

平和が戻ったホアブ家だが、メルキアデスが死ぬ(2回目)

2回目なので、ちょっとまたかって感じですよね。
ホアブも蘇生しようと色々試みるも、無駄だったので埋めることに。
メルキアデスに関しては、ドラゴンボールなみに死がインフレしているので
なんかまた登場するのでは、とちょっと思っています。

アマランタが姉に不穏なことをぶつけまくるので、ウルスラと気晴らしに
旅行に行くことに。その間、長男をたぶらかしたことでホアブ家を
出禁になっていたピラル・テルネラが屋敷を出入りすることになり
アウレリャノに何か言いたげな様子、そして察するアウレリャノ。

「わかった。赤ん坊には、ぼくの名前をつければいい」

やめろ〜〜〜〜〜わかるな!!!!!!


これ以上名前をややこしくするな。

ホセ・アルカディオの息子が
ホセ・アルカディオ

アウレリャノの息子が
アウレリャノってこと!?

今は年齢差とか、同じ場所にいないからどうにか読めてるけど、これ
同室で動き出したらわからんぞ。

アウレリャノはアウレリャノと同じ村にこれから住むだろうし
ホセ・アルカディオが帰ってきて、ホセ・アルカディオと会ったら
区別つかないじゃん!

ほら、もう説明もよくわからない

登場人物が増えてきたが、今までのメイン主人公である
ホセ・アルカディオ・ブエンディアが、老いなのか錬金術を
極めたことによる、せん妄状態なのか、奇声をあげ、徘徊し始め
手に負えないので、村人大勢で木に縛り付けられる事態に。

さすがに次の章で、次世代でプレイヤーチェンジなのでは…。

というところで、4章が終わりました。

お家騒動で騒がしく今回ばかりは、脚本:三谷幸喜でした。

全然孤独になる気配がありません。
むしろ人が増えています。
最終的なオチはタイトルから孤独になるとわかっているはずなのに、
私の読んでる百年の孤独だけは孤独にならないのかも知れないと
疑いが強まってすらいます。本当になるんですかねぇ。

「THE FIRST SLAM DUNK」を映画館で見た時に、知識として
湘北が勝つと知っていたのに、上映中、私が見てる回は
山王が勝ちそうだと本気で思っていたので、

今回も私が間違っている可能性が高いです。


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