【MTGヒュージ・リーダーズ】続唱ニーキャ《旧き道のニーキャ》【デッキ紹介】
ご無沙汰しております。ぽこです。久しぶりの記事執筆です。
今回はヒュージ・リーダーズの《旧き道のニーキャ》を統率者に据えたデッキ「続唱ニーキャ」をご紹介したいと思います。
例によってヒュージ・リーダーズの基本的な知識はお持ちである前提で書いていきます。ヒュージ・リーダーズのルール等については、下記のサイトをご覧ください。
1.デッキリスト
今回紹介するデッキリストです。
2.個別カード紹介
統率者
《旧き道のニーキャ》
クリーチャーでない呪文が一切唱えられなくなる代わりに、土地からマナを出した際+1マナ出せるという能力を持ちます。
《旧き道のニーキャ》を出したターンに土地が5枚あると仮定すると、次のターンセットランドすれば土地6枚から12マナ出ることになります。
この爆発的マナ加速を統率者に置くことで、必ず仕掛ける事が出来るのが《旧き道のニーキャ》の強みです。
ヒュージ・リーダーズではカード1枚当たりのマナコストが重いため、1ターン中に複数のアクションを行うことが困難であり、それを何とかして克服するのが重要になります。
《旧き道のニーキャ》がもたらす莫大なマナと、続唱を持つクリーチャーにより、序盤から複数のクリーチャーを速やかに展開しようというのが、今回ご紹介する「続唱ニーキャ」の狙いです。
クリーチャー以外の呪文が一切唱えられなくなるのは大きな代償で、ヒュージ・リーダーズ特有の強力な呪文が使えないのは痛手です。ここは構築でカバーする必要があります。
反面、お相手が《旧き道のニーキャ》を奪いマナ加速を試みるには、相応の制約が伴うという見方も出来ます。
クリーチャー 32枚
続唱持ち6種
《旧き道のニーキャ》に次ぐ主役、続唱達です。
前述したように、ヒュージ・リーダーズでは如何に1ターン中に複数のアクションを行い、脅威を展開していくかが重要になります。
《旧き道のニーキャ》を出した次のターンにセットランドして12マナ出したとすると、6マナの続唱であれば2枚唱えられますので、クリーチャーを4体展開できます。《頂点壊滅獣》であれば10マナ1枚で5体です。
このように、ゲームの早い段階から複数のクリーチャー達を展開していけるのが「続唱ニーキャ」の強みです。
速攻付与4種
自軍に速攻を付与するクリーチャーです。
クリーチャーを高速で展開して殴り切るデッキで大事なのが、速攻を付与することです。
ヒュージ・リーダーズはカード1枚のカードパワーが高く、また4人対戦という事もあり、単に高速でクリーチャーを並べて3人から狙われると意外と対処されてしまいがちです。
速攻を付与することで、対処する時間を与えずにライフを詰めていく事が出来ます。
追加コンバット5種
追加の戦闘フェイズを得られるクリーチャーです。
クリーチャーの高速展開と相性がいいです。速やかに殴り倒す事が出来ます。
続唱から《アクームの怒り、モラウグ》が出る可能性があるときは、セットランド権を温存しておくのがベストです。
《ブラッドサースター》は単独での追加コンバットになるため、後述するコンボのための採用です。
コントロール奪取4種
一時的にお相手のカードのコントロールを奪うクリーチャーです。
最速で展開すると能力が外れることも多いですが、劣勢を一気に捲れる可能性のあるカードなので、割り切って採用しています。
《強制的な勧誘者》と《士気溢れる徴集兵》は《鏡割りのキキジキ》との即死コンボの他、自分のクリーチャーに速攻を付けることが出来ることを覚えておきましょう。
クリーチャーコピー3種
自分のクリーチャーをコピーするクリーチャーです。
無限コンボのパーツである他、打点追加、速攻付与とコンボ以外で使っても強力です。
3種ともコピーの仕方やタイミングが違うので、混乱しないように注意してください。
マナ加速3種
《旧き道のニーキャ》召喚を早めるためのマナ加速です。
《豆の木の巨人》の出来事はソーサリーなので、《旧き道のニーキャ》着地後は唱えられません。素直に打点として使いましょう。
《峰の恐怖》《スクリーマーキラー》
クリーチャー召喚時にダメージを飛ばせるクリーチャーです。
ブロッカーをどけても良し、本体火力としても良しと、優秀なダメージ源です。
《峰の恐怖》はクリーチャーが戦場に出た時、《スクリーマーキラー》はクリーチャー呪文を唱えたときに誘発です。混同しないよう注意しましょう。
《マローの魔術師ムルタニ》《領域の探究者》
全プレイヤーの手札の数を参照したサイズになるクリーチャーです。
速攻が付いたり、《峰の恐怖》が居たりすると大抵1人ゲームオーバーです。
《マローの魔術師ムルタニ》は被覆を持つため単体除去が通らない代わりに単体速攻付与が出来ない点、《領域の探究者》は出た時の手札枚数を参照して+1カウンターを乗せるため、お相手が退場してもサイズが変わらない点が異なります。基本的に《領域の探究者》の方が便利なことが多いです。
《爆発炉のヘルカイト》
お相手を攻撃しているクリーチャー全員に二段攻撃を付与するクリーチャーです。
全員二段攻撃は言わずもがな強力で、打点が跳ね上がります。
お相手同士の殴り合いにも二段攻撃が付くため、ライフが一瞬で溶ける状態になります。
献身(アーティファクト)を持つため、状況によっては、続唱し終わった《大渦の巨人》を餌にするのもいいでしょう。献身で唱える際は、インスタントタイミングで唱えられるようになることを覚えておきましょう。
《アングラスの匪賊》
自軍が与えるダメージが倍になるクリーチャーです。
これも打点が跳ね上がります。速やかにお相手のライフは溶けるでしょう。
《爆発炉のヘルカイト》の二段攻撃付与と違う点は、コピーして増やせばダメージが4倍、8倍、16倍と倍々式に増幅していく点です。そのためコピーカードとの相性は抜群です。
《黒曜石の焦がし口》
お相手の無色土地の数だけコストが軽くなる土地破壊クリーチャーです。
《荒地》や《古えの墳墓》、《無限地帯》などの存在から、コスト軽減は極めて容易です。
これもコピーすると強力で、序盤に複数回コピーできてしまうとお相手を完封してしまう事もあります。
土地 17枚
マナ加速土地6枚、山4枚、森2枚、赤絡みのフェッチランド4枚、《踏み鳴らされる地》1枚の17枚です。
フェッチ4枚入りの17枚はかなり詰め気味です。クリーチャーを1枚諦めて18枚にするべきかもしれません。
フェッチは《アクームの怒り、モラウグ》の上陸2回誘発のためと、《玉座の災い魔》の追加コンバットを誘発させやすくするために入れています。
3.コンボ
キキジキコンボ
《鏡割りのキキジキ》+《強制的な勧誘者》or《士気溢れる徴集兵》
ヒュージ・リーダーズの赤いデッキならまず入っているお馴染みのコンボです。
《鏡割りのキキジキ》の能力でアンタッパーをコピーし、《鏡割りのキキジキ》をアンタップすることで、無限に速攻持ちのアンタッパーのコピーを生成し、殴って勝利です。
無限コンバット
《港を滅ぼす者》+《鏡割りのキキジキ》or《夢幻の密集軍》or《炎駆の乗り手》
《ブラッドサースター》+《夢幻の密集軍》
戦闘ダメージを与えた際に追加コンバットを発生させるクリーチャーを、追加コンバットごとにコピーすることで、無限に殴り続ける事が出来ます。
ブロッカーのサイズや数次第では止まってしまうので注意しましょう。
早く仕掛ければ仕掛けるほどブロッカーが少ないので決めやすいです。
クソデカ火力
《峰の恐怖》+《マローの魔術師ムルタニ》or《領域の探究者》
《峰の恐怖》が居る状態でクソデカクリーチャーを出すことで、大抵1人退場となります。
状況をよく見て、最も脅威となるお相手を判断しましょう。
火力連打
《峰の恐怖》or《スクリーマーキラー》+《頂点壊滅獣》
クリーチャーに反応して火力を飛ばすクリーチャーが居る状態で《頂点壊滅獣》を唱えると、最低でもクリーチャーが5体出るので5発火力が飛びます。
途中で続唱持ちが捲れるとさらに1発追加です。
お相手を退場させるか、ブロッカーをどけるかは、状況をよく見て判断しましょう。
4.終わりに
ここまでお読み頂き、ありがとうございます。
拙い文章で申し訳ありませんでした。「続唱ニーキャ」の楽しさが少しでも伝われば幸いです。
《旧き道のニーキャ》は他にも、エルドラージなどのデカブツを高速で叩きつけるなど、様々な形のデッキが考えられます。
クリーチャー以外の呪文をほとんど使わないという、他の統率者とは違った形のデッキ構築が出来て楽しいので、皆さんも是非、《旧き道のニーキャ》を使ってみてください。
それでは、最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。私は主に晴れる屋TC大阪で遊んでおります。交流会等でお会いしましたら、どうぞお手柔らかにお願いします。