ブラック会社との戦い(10)
気がついたら工場内で自分が1番後輩だったのが、
僕より先輩が3人しか居なくなっていました。
自分より後輩の人の方が増えて、仕事内容も責任ある
ものが増えていました。
入れ替わりが激しくて、新人の人は僕の所に最初来る
事が多く、自然と会社のことで質問される場面が多く
なりました。
その頃は質問に正直に答えていました。
ブラックな会社だよと、ほとんどのハラスメントを
体験できると説明すると、苦笑いされました。
長くて1年 早ければ数ヶ月で退職していきました。
それは工場に限ったことではなく、営業も同じで
求人にはルート営業ノルマ無しと書いてありますが、
実際は歩合の付かないノルマ有りのスタイルなので
営業も直ぐに退職していきます。
徐々に人員が減っていくと、会社にもダメージがある
ので、普通離職率を下げる対策をする筈ですが、
ブラック会社は人のせいにします。
会社の環境はさて置き、去った人の悪口を言って終了
です。
特に工場の仕事は技術を伴う仕事だったので、
ある程度1人で作業できるまで、半年から1年はかか
るので、短期間で辞められるのはまだマシですけど、
1年くらい経って退職されるのは会社的にも、工場内
も一緒で、かなり痛手になっていました。
因みに僕以降で続いている人は1人いますが、仕事は
全然出来ません。
そして少し大袈裟ですが、運命の人が入社してくる事
になるのです。
僕が会社と全面戦争に向かうキッカケを作ってくれた
人物です。