企画なんて通らなかったらそれでいい
2020年の大晦日、夜寝る時
ああ、、あの案件をついに始めなければいけない年がやってきた
と憂鬱な気分で眠りについたのはつい昨日のことのよう。
それが今日、4ヶ月後に
やっと、やっと一歩前に進んだ。
企画書を書き終えたのだ。
って、遅すぎるだろ!
なんで、こんなに先のびになってしまったのか。
じぶんの感情の変遷はこうだ。
去年2020年の秋ごろ、人事異動により40才のMさんがうちの事業部に入ってきた。
そこからモヤモヤが始まった。
元々、うちの会社は小さいながら自由な社風で企画したプロジェクトは特に上の決裁も要らずどんどん進めることができた。
一人で気軽に初めて、ダメだったら辞めて、また練り直す。
そんな仕事の進め方。
自分の作った企画、やりたい事なんだから、流れるプールに入っったみたいに、ルンルンと前に進む。そこに障害はない。
そう、去年の秋までは。
企画A案を考え初めたのは、2020年の春ごろだった。その頃はMさんはまだいないので、思う存分構想を考え年明けから実際に始動するつもりだった。
それが、それが、、。
まず、Mさんに企画書を提出して決裁をとらなければいけなくなったのだ。
(そんなの当たり前じゃん、という声もするが)
元々、Mさんのことは別部署にいたので面識があった。めちゃくちゃ苦手なタイプ。
自分は、どちらかというと感覚派。
勘を頼りに、プロダクトを考えよし!行ける!という気持ちが推進力。
上から目線の俺様キャラ。Mさんは理論派だ。
悪く言えば、理屈っぽい。
そんな人に、私の考えが伝わるのだろうか?
不安しかない。
その企画、一部外に向けて発表してしまったがために、後戻りもしずらい。
ひゃーもう最悪。
この企画、やめたい(泣)
ただでさえ企画を立ち上げる時にはエネルギーを使うのに、倍、いや3倍くらいのエネルギーを注がなければならない。
Mさんを納得させる?
そう思ったとたん、行動がピタッと止まってしまった。
その日から、自分の中では戦いだ。
いつ始めよう。
早く提案書を作らなきゃ。
開発期間入れたら、そろそろ仕様書ができてないとヤバイ
焦るばかりで、手は止まった状態。
会社入って15年経つけど、こんなの初めて。
来る日も来る日も、いつやろう、いつやろう、と
先延ばし国の先延ばし大臣か!っていうくらい
すごい世界にいた。
四月になった。
マジでやばくなってきた。
初めの一歩が出せたのは、、、
振り切れたから。
「企画が通らなかったら、それでいい」
自分の中で、ハードルを下げた。
会社の信頼は失うが、会社が決めたことなのだからそれは私にはどうしようもないこと。
はっ、なんだ企画通らなければ、楽になるじゃん〜
と思った瞬間、手が動いたのだった。
そのあとはポテチ作戦で頑張った!