日本人女1人でVrindavanのHoliに参加した話(5/6)
降りていくと、建物の屋上の空間に、楽器を演奏する人と踊る人がぐるりと輪を作っていた。
陽気で明るい雰囲気は言葉にできないほど希望にあふれていて、さっきあった事もどうでも良くなるくらい楽しい気持ちになった。
踊っている人の写真を夢中で撮っていたら、最初は男性ばかりだったけど女性も集まってきた。踊っていた一人の女性が私の手を取って踊りに誘われたので、案内してくれた息子君にカメラを預けて踊りの輪に加わった。
ここの人たちは良い人ばかりだった。たまに後ろから飛びかかってきて目に粉を入れてくる青年とかも居たけど、街中に比べれば大した事ない。やっぱりメンバーの層というものがあるんだな、というのは、世界中どこも同じだ。
ここではもうそんなに粉を掛け合ってなかったけど、これだけ染まっているということは、もうみんな寺院の中で食らってきたのかもしれない。
音楽が続き、一頻りみんなで踊ってから、やがて女性達が沢山集まってきて、みんなで寺院の方に移動して行った。私はというと、おじさんの息子と一緒におじさんの家の方に戻った。
気持ちとしては、自分としては全力を尽くしたつもりだったけど、これが限界だった。という高らかと敗北宣言をしたいような気持ちだった。
この日は、この後、おじさんの家に泊まるか、宿に戻るかで、日本語の出来るインド人とかも出てきてちょっと一悶着あったんだけれど、それについてはまた機会があれば書けたらと思います。
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