ボイプラep6.ZOOMチームありがとう
はじめに
日本でも馴染み深くなっているサバイバル番組ですが、現在毎週木曜日に最新話が更新されるBOYS PLANETという番組があります。Ep6ではすでに参加者は始まりの半数程度まで絞られ、参加者が新たなステージに挑戦するためパフォーマンスする課題曲を決め練習し実際にステージに立つところが描かれています。※今回の放送ではすべてのステージは披露されていません。
が!兎にも角にもZOOMを披露したチームのパフォーマンスがかなり自分には刺さったので、寝ようとしていたのに歌詞を調べたり、この高まった気持ちを発信するためにnoteに登録したりしてしまいました。
ZOOMってどんな曲?※自己解釈です
わたし自身も詳しくないので付け焼刃の情報ですがさらりと。
オリジナルは韓国系アメリカ人のミュージシャンJessi(ジェシー)さん。
印象的な『ZOOM IN ZOOM OUT』というフレーズや『Camera』『PIC』から分かるように写真が題材のひとつとなっています。
個人的には最後の『I'm such a catfish』がキーフレーズなのかな、と思っています。ここでは『catfish』はそのままの意味ではなくスラングとして使われていると考えると曲のテーマに一致するかな?という解釈です。
『写真(SNS)上で着飾りたいの分かるよ、わたしもそう』と共感しておきながら『でもあんたたちは偽物でしょ?わたしは違うけどね』と突き放す…と思いきや最後に『I'm such a catfish=なりすまし=偽りの自分』でユーモアたっぷりに締めています。
結局、他人からすごいと思われたい・注目を集めたい、そういう写真をいくら眺めてみても本当のことは写っていないということなのかな?
あとはこのスラングがそもそも『catfish』というタイトルの映画の内容から成り立っているようで、映画の内容も踏まえるとみんな『退屈してる、暇、他に面白いことがない』から写真(SNS)で遊んでるんでしょ?というところでしょうか。
本当に詳しくないので、間違ってるよーということがあれば有識者の方教えてください。
ZOOMチームのなにがすごい?
前置きが長くなってしまいましたが、ZOOMチームのなにがすごかったか。
ステージの楽しさが伝わるパフォーマンス
細かく見ても聴いても面白い
韓国語分からないけど歌詞を知りたい
1.ステージの楽しさが伝わるパフォーマンス
正直これはとりあえず見てくださいとしか言いようがないんですけど、まあ見てください。自信をもって楽しくやってくれると見てるほうも本当に楽しいですよね。
パクヒョンビンくんのはじまりの『Lights,camera,action』はもっと表現できそうー!という気持ちもあるけど、そのあとが良かったので問題なし。
ハルトさんラップうまーいけど尺が短くて少し残念。ただ歌詞的にもぶちかましていそうなことを感じる。シャッター音に合わせての片手倒立(正式名称なに?)すごいです。
ウムティさん、ありがたい。インパクトしかない『ウムティ・ティ・ティ』をしれっと入れ込み、しかも歌詞だけじゃなく振りも一緒に。韓国語だから意味は分かってないけど『ウムティ・ティ・ティ』の前に『イ』の音が聞こえたので音的なつながりも感じた。何より最後の『Lights,camera,action,baby』の部分が最高。最&高。自分こんなことできまっせ!みたいな技術のひけらかし感なく、パフォーマンスの盛り上がりという雰囲気で大変良かったです。ありがとうございます、本当に。
ケイタさんは本当にKTLのときもありがとうございますと思っていましたが、今回も本当にありがとうございます。いいもの見させて頂いております。わたしK-POPアイドル普段から推してるくせに韓国語レベルは赤ちゃんなので、正直ケイタさんの素敵ラップの歌詞は全く聴き取れないし意味も分からなかったんですが、それでもかっこいいーーー!ってなるのがすごいんですよ。『mic check』とか無条件でテンション上がるし。動きながら歌ってるのに声が流れていかずに届くのが本当にすごいし。加えてウムティさんの『Lights,camera,action,baby』に重ねての『Blah!』は痺れました。
オリーたんの声かわいい。この声がケイタさんのラップの後のよいスパイスになっております。ちょっと生意気な感じが曲の雰囲気に合ってた気がする。ケイタさんのラップ終わりと同じフレーズでオリーたんのパートが始まったの個人的に、お!いいね!となりました。
パクヒョンビンくんのパートも始まりは『gotta go』でオリーたんと一緒。最後『swag check』がケイタさんの『mic check』とリンクしてるところなのかなーと思ってぶちあがりました。練習ではハルトさん・ケイタさんが上手だから一緒にやると自分が下手なのでは…と少し不安そうな姿もあったけど、まさに『swag check』のところは3人でのダンスだったけど良かったよー!
2.細かく見ても聴いても面白い
なんでこんなにこのパフォーマンス楽しいんだろう?と思って繰り返し見てまして。ウムティさんが棒付きキャンディ舐めてるの皆さん初見で気が付きました?どのくらいの画面の大きさで見てるかにもよるのかな?iPadで見てたけど全然気が付きませんでした、わたし。最初の『Lights,camera,action』のハルトさん、ポージングにギャルマインドを感じて大変良いし、ウムティさんの王座に座ってる雰囲気の振り付けは、このサバイバル番組で座る椅子を表現してるのかなー?とか。ひとりひとりのパートがしっかり目立つ構成になっているのはもちろん、ハルトさんの『Lookin at me?』ではひとりだけにフォーカスされるようになっているし、オリーたんの『Listen close』ではウムティさんと顔を近づけている。ケイタさん『mic check』の前後でマイクの握り方違うのあっぱれ。パクヒョンビンくんの『머리 어깨 무릎 발』で順番に体の部位を触っていっている。
こんな感じで繰り返し見ていると、歌詞とダンスのリンクがしっかりしていそうだな。個々のパートでもリンクしているところがあるから全体の歌詞が分かったら面白そうだな。という気持ちが大きくなっていき、どうせ調べるならこの勢い誰かに共有したい!と今に至るわけです。
え!ていうか、ウムティさんの下唇やけに輝いていると思ったらストーンついてました(我ながら節穴すぎる)
3.韓国語分からないけど歌詞を知りたい
本当に申し訳ないことに、わたしはこのサバイバル番組で誰かを特別に推しているわけではないんですよね。ただただ娯楽として番組を消費している人なので、気楽に番組を見てる人が歌詞が分からないのなんてそんなものだと思うんですよ。しかも自分の分かる言語であれば、こんな感じだったかな?と気軽に調べられるけど赤ちゃんレベルの韓国語、しかも歌詞となれば意訳になるわけなのでハードルが高い!!!
それでも❝これ、歌詞分かったらもっと面白い!❞と思わせてくれたZOOMチームすごいと思います。わたしの腰はひどく重いので…
以下、超絶意訳+要約です。
ハルト:きっと僕がどんな人間か疑問だよね?僕ってば手の届かない存在でごめんね
ウムティ:キリングパートの意味知ってる?言っていいよ、真似してみて→ウムティ・ティ・ティ
ケイタ:ステージに戻ってきたからには誰が一番か分かるだろう?道をあけな
オリー:道をあけろって言ったけど、今来たとこ。時間がないからよく聞い…てほしかったけど大丈夫!
パクヒョンビン:この曲でぶちかますぜ、意味のない言葉でもイケてるだろ?
※超絶意訳+要約ですからね!
正直、ハルトさんのパート全然わかんなかった。超憶測ですけど『Ay-yo』で似ていると言われているアイドルを仄めかしてからの『lookin at me?』だったら超攻めてるなと。何かになりたい人に対して先人の誰かに似ているって全く誉め言葉ではないとわたし自身は感じているので、ハルトさんの歌詞にこういう意図があったら面白いだろうなと思っています。ただ超憶測で言っているので違ったら教えてください、切実に。
ウムティさんの『全部持ってます』発言いいな~。これが、余裕をもって腰かけているような振り付けに繋がっていると思われます。自分の表現するところがキリングパートですけど?っていう強気な感じ好き。『ウムティ・ティ・ティ』の前の『애니(aeni)』でイの音を長めに歌っているので、そのあとのパンチラインであるウムティ・ティ・ティがよりよく聞こえるのかなー。でもこれはハルトさんのパートからそうで、ハルトさん・ウムティさんラップはイの音が短い時間の中に多く出てきている。かつ印象的に歌っているとわたしは感じたので、ハルトさん・ウムティさん個人のパートで個性があるのにまとまりがあると感じたポイントなのかもしれない。もともとこの曲の『Ayy』も印象的だしイの音だしね。面白い。
ケイタさんのラップはさすがメインラッパーなので分量十分、和訳や英訳をしている方も多くいますね。一応、自分なりにちゃんと意味を調べて意訳してみてはいますがケイタさんマジ強い。韓国語が分かれば歌詞の構成の面白さがもっと分かるんだろうなと思うと分からないのが悔しいけど、それでもかっこいいと感じさせるのがすごいことです。『Back on the stage ready mic check』の歌いだしが嫌いな人いないから!!!
曲的にも一度シャッター音が鳴ったのでハルトさん・ウムティさんの音遊びゾーンから、ケイタさんを起点とした言葉遊びゾーンへ切り替わった感があります。
オリーたん、可愛すぎるので気持ち悪い呼び方してごめんね。
『비켜봐』で締めたケイタさんから『비켜봐』で始まるオリーたんへ。バチバチにラップを決めたケイタさんと比べると『outer space』から来た感のあるオリーたん。ここには韓国出身ではないという意味も込められているのかもしれないなと思います。ここまで自分のスキルに自信を見せて歌っていた3人とは違い、時間がないからちょっと近くでよく聞いてよ!みたいなキュートでどこか生意気さを感じる歌詞がオリーたんのキャラを物語っています。実際に彼がどんな子かは全然わからないんですけど、年齢が若いことや今回のスタイリングを見るとそういう雰囲気を狙って作られているんじゃないかと思うわけですよ。そんなオリーたんは『윙카』を光らせて行ってしまいます。この『윙카』はカメラのライトが光るさまがもともとのZOOMの歌詞にあり、今回のパフォーマンスでも歌われているので『Light』と掛かっているのかな?『비켜봐』で周りにどくように促したのにウインカー光らせて行っちゃうの面白いよね。
最後はパクヒョンビンくん。『윙카(wingka) gatta go』したオリーたんから『We gotta go』で始めるのめっちゃよくない???『kill this track』は最初のステージ曲にKill This Loveがあったので、ヒョンビンくんは披露していないけど意識してたらわたしが楽しい。『My braggadocious』の意味が分からなかったんだけどbraggadocio+ousで構成されていて、特に意味のない言葉と仮定するとそのあとに続く『머리 어깨 무릎 발』という意味のない体の部位の羅列に繋がるのかな?そしてこの意味のない体の羅列を歌ったとしても『swag check』イケてるだろ?に繋がるところ、めっちゃイケてます。そしてケイタさんの『mic check』で始まった個人パートが、3人の言葉遊びを経て『swag check』で終わるのすごく好きなんですけどどうしよう。
どうやって構成を決めたのか、歌詞をどんなふうに書いたのか、ケイタがいれば大丈夫だよねとマスター陣に信頼されているケイタさんの手腕とは…非常にビハインドが知りたいです。
おわりに
思いのほか長々と語ってしまったのですが、見当違いだったら相当面白いよね。なんて思いながらも、人間模様がドラマチックに描かれがちなサバイバル番組において❝音楽って楽しい!面白い!❞と思わせてくれるパフォーマンスを見せてくれたウムティ・オリー・ケイタ・パクヒョンビン・ハルトの5人には感謝です。そしてこの5人に投票してくれていたスタークリエイターのみなさん、ありがとうございました。おかげざまで素敵なパフォーマンスを見させて頂きました。欲を言うならMカでもパフォーマンスしてーーー!!!
おしまい!
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