やかん君を作ってみたよ。
皆さんにご好評を頂いています、ガジェットゴースト「タイプ・ケトル」(通称、やかん君)を作ってみました。
これで制作4体目になります。
あまり凝ったことをせずに仕上げていきます。
前回の記事にも書いた離型剤落としなどの下処理をして、サーフェイサーを吹きました。少ししっかり気味に吹いた方が後々いいです。
サフは「ガイアノーツ サーフェイサーEVO(瓶入り)」をエアブラシで吹いています。
サフの上にツヤありブラックを塗装。やっぱりしっかり気味に吹きます。
なんで「しっかり気味」かと言うと、このあと塗装面を磨いていくからです。
いつものように最低でも一晩はしっかり乾かします。
一回目の黒塗りをよく見てみます。
下地でペーパーがけはしたつもりでも、サフ⇒ブラックの塗装でこんな表面です。つや消し仕上げなどならこのままでも進めますが、メタリックで仕上げるので、ここから磨いていきます。
タミヤのフィニッシングペーパー(#1000)でペーパーがけしました。
注意するのはサーフェイサーの塗膜層を削り落としてしまわないことですね。レジンキャストが見えちゃうともう一回サフをそこだけでも吹いた方がいいかもです。
ペーパーをかけると意外と表面がボコボコしていたことが分かります。
もっとサフを吹く前に磨かなきゃいけないんですね…本当は…
そして再度ツヤありブラックを吹き付けます。しっかり乾かして~
はい。2回目のペーパーがけ(#1200)をした状態です。
おお、結構きれいになりましたね~。
ダメ押しで、もう一回ブラックを吹いて磨いてみましょう!
フィニッシングペーパー(#1500)で磨きましたよ。
うわー、キレイになりました~。
塗膜みがきはちょっと手間ですが、1回やるだけでも効果的です。
僕はこの「塗膜みがき」の工程が大好きです。
やればやっただけ確実に効果が出るので、やりがいがあります。
最後のツヤありブラックを吹きました。
リング状の光源が映り込んでますな。磨く前の状態と比べると違いがすごいです。
とにかくメタリックは下地の粗がそのまま出ちゃうので、がんばって磨きましたよ。
ここから塗装を進めていきます。
脚の根元にある球体関節風のものに「ガイアノーツ フレームメタリック2」(バーチャロンカラー)を塗りました。
ガイアノーツのバーチャロンカラーは、キレイで抜けが良い色が多く、お気に入りです。
あ、もうマスキングもしてますね。
メーターの部分はツヤありホワイトをしっかり吹きます。
エアブラシ塗装をはじめたばかりの方で見受けがちなのが、「色がしっかり発色させてない」ってことです。
もちろん厚吹き(塗料を必要以上に吹き付けてしまうこと)は良くないですが、塗料の吹き付けが足りず色がしっかり出ていないのも良くないです。
ワンフェスの会場で、自作ガレージキットの美少女フィギュア完成品をみると肌色がくすんでいて汚く見えちゃってるものを時々見かけます。
あれは恐らく肌色を吹く前のホワイトの下地がしっかり発色させてないからだと思います。
数ある色の中でも「白」は「真っ白」になるように、しっかり吹きましょ。
あ、今日は「しっかり」が多いな…
サークルカッターでメーター面をマスクして。
メタリックの基本色、今回はクレオスのレッドゴールドを使いました。
今まで作った3体で使ってなかった色なのでコレにしました。
説明を見ると、クリアコートした方が変色しないとのことなので、乾燥後にクリアーを吹きました。
う~ん、イイ感じです。
取っ手(ツヤありブラック)や、蒸気逃し部分(焼鉄色)をマスキングして塗り分け。
クリップは20年ぐらい使ってるのもあって、表面に塗料が何重もの層になってます…
ちょっとだけ、塗り分け部分をリタッチ修正。
メーター下部のバルブをクレオス「レッドFS11136」で筆塗り。
細かい部分の色は自宅に余っているそれっぽい塗料で十分ですよ。
ってとこで基本塗装が完了しました。
このままキレイキレイな状態でもいいんですが、やはり使い込んだ感じにしたいので次回は汚し塗装を施していきます。
じゃ。
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